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宮下充正名誉会長のウォーキング日記(2011-12年度分)

2013年度以降はこちらをクリックしてください



2012年度(2012年4月〜3月分)

3.17 3.9 3.3 3.2 2.17 2.9 2.2 1.13
1.12 1.1 12.23 12.22 12.15 12.9 11.25 11.24
11.17おだわら 11.17下呂 11.10 11.2 10.20 10.13 10.5 9.29
9.22 9.17 9.16 9.8 9.2 9.1 8.25 8.21
7.24 7.21 7.13 6.23 6.16 6.9 5.25 5.11
5.3 4.28 4.24 4.14 4.7      


2011年度(2012年1月〜3月分)

3.30 3.27 3.11 3.10 2.25 2.19 2.11 2.5
1.22 1.7 1.1



『2013年3月17日 越後湯沢スノーウォーク』

  「白銀の苗場の森と田代の大草原を歩く“競わない”スノーシュー&歩く スキー」と呼びかける第2回「越後湯沢スノーウォークin苗場」が、3月16,17日開催されました。初日は所用があって参加できず、2日目東京駅6時16分発の新幹線で越後湯沢駅 に7時30分ごろ着きました。苗場は無風で快晴という絶好のコンディションです。標高921mの山麓駅から世界最長「ドラゴンドラ」に乗って、標高1346mの山頂駅にまで20分で着 きます。
 そこから、雪に覆われた田代湖に沿って、ゆるやかな上り下りする雪道 を歩きます。神楽ヶ峰の奥に標高2146mの苗場山の頂が、しだいに眺められるようになります。天気がよく日曜日とあって、神楽スキー場ではたくさんの学生、親子がスキー、ス ノーボードを楽しんでいました。
 3q歩いて、同じ道を引き返しましたが、帰路は道から離れてだれも踏 みしめていない丘を上り、下りと新雪に足跡を残して歩くという実にすがすがしい気分にさせてくれるウォークでした。
 ゴールでは、熱いキノコ汁が待っていました。全員が当たるという抽選 会があり、持ち帰るのにはちょっと重い1.8Lの純米大吟醸が当たりました。
 明くる3日の午前中、1年ぶりにゲレンデスキーをしましたが、いくつか のリフトで7回上り、ノンストップで転ばずに滑れて満足でした。

  

     苗場山へ向かって       神楽ヶ峰、 苗場山          目印となる旗    






『2013年3月9日  東京大空襲被災地』

 所用があって東京を離れることができなかった3月10日。東京の下町 では68年前、空襲で10万人以上の人びとが亡くなり、数10万人の人たちが家を失った日です。江戸川区平井、家の在ったところへ歩きに行ってみました。昼前までは暖かい風が吹 いていましたが、午後になって68年前と同じような強い風が吹き始めました。
 3月9日の夜、空襲警報のサイレンの音に促されたのでしょうか、親は ふとんを担いで荒川の土手の草むらに置いていました。記憶にあるのは、風に吹き飛ばされないようにと、ふとんの上に寝転んでいたときからです。暗い空に、数10個の焼夷弾が 花火のように飛び散って、いくつもいくつも落ちてきました。しばらくして家々が燃え上がったのでしょう、空が赤く染まってきました。風向きが変わって数軒先の家で延焼が止 まり、我が家は焼けずにすみました。
 住んでいた家は建て替えられ、家の前のドブは蓋が覆われ歩道となっ ていました。歩いて数分先にある荒川の土手は高くなっていて、草むらはなくなりコンクリートでおおわれ、様変わりです。荒川の河川敷には、自転車道、遊歩道が伸びていてサ イクリング、ランニング、ウォーキングする人たちが楽しんでいました。子どもの頃釣りを楽しんだ道と川との間は埋め立てられ、広い運動公園となり子どもたちが野球のゲーム に興じていました。
 土手の上からは、川の向こう側に高架の首都高速道路、反対側にスカ イツリーが望めるというところで、感傷にふける歩きは終わりました。

    

埋め立てる前      埋め立てられた河川敷     




『2013年 3月3日 茨城県ウオーキング協会主催のスキルアップ研修会』

 茨城県ウオーキング協会が主催する第2回スキルアップ研修会 に、3月3日講師を務めました。演題は「ウオーキング科学−加齢に伴う健康とウオーキング」で、50名を越える参加者は、年配の人が多くみられました。
 会場となった利根町公民館は、県南に位置しています。ここに 、「利根川みずウォーク」を主管した30年近い歴史のある「利根町歩く会」があります。"みずウォーク"と"伊能ウォーク"を通して、各地に「歩こう会」が誕生し、現在の県協会 が結成されたといいます。
 ところで、「利根町歩く会」では、ウオーキングにかかわるさ まざまな必要事項を64頁にまとめた、新入会員向けポケットサイズの冊子が発行されていました。末尾には、"利根町あるけおんど"、"ウォークはビールで乾杯!"といったいくつ かのオリジナルの歌が音符つきで掲載されています。歩き終わって打ち上げのときにでも、みんなで合唱するのでしょう。役に立つ、珍しいウオーキング冊子でした。
 いずれにしても、みなさん非常に熱心に聴いてくれました。最 後、数名の方から質問があり、なかでも"颯爽とした歩き方"はどういう歩き方か? という難しい質問がありました。「颯爽とした」は色々な価値観があり一概には言えませんが 、まずは腕を振り歩幅を広く元気に歩くことからではないでしょうか。

   

       当日配布された冊子       熱心に聴いてくれた参加者の皆さん    





『2013年3月2日 南房総フラワーマーチ』

 「南房総フラワーマーチ」の第23回大会が、3月2,3日開 催されました。前日、東京駅からJR関東高速バスで、房総半島先端の千倉へ直行しました。2時間ぐらいで着きますから、とても便利です。私が乗車したバスには、10名ぐらいの ベテランウォーカーが一緒でした。
 前日は、春一番が吹き荒れていましたが、初日は晴れて北 風が吹くという歩きやすい天候でした。40q、20qの人たちを見送った後、12qコースを歩きました。スタートの千倉保健センターから、左に太平洋を見ながら、海沿いに南へ向 かいます。千倉港から先では、右手に花摘みの観光客が立ち寄っている花畑が見られるようになります。
 4.3q地点に、道の駅「潮風王国」があります。今年から 記念品の代わりに300円のチケットが渡されます。このチケットは、道の駅で使えるということで、いくらか足して特産の"アジの干物"をお土産に買いました。12q地点の野島崎 がゴールで、そこからバスでスタート地点まで送ってもらえることになっていました。
 この大会は、ベルギーの「フランケンベルグ・ツーデーマ ーチ」と姉妹大会となっていて、毎年大会ごとに市民が交流してきました。今年は2名の青年が出発式で挨拶をしていました。また、実行委員長が、南房総市の教育長であるので しょう、学校単位で低学年の生徒が、先生の引率のもと元気に歩いているグループをいくつか見られました。
 ところで、初日の40qの折り返し地点近くの根本海岸に、 若山牧水の短歌「白鳥は哀しからずや・・」という歌碑があるのに対し、2日目の北東へ向かう40qコースの折り返し地点には、「青い月夜の 浜辺には 親を探して 鳴く鳥が ・・」という童謡「浜千鳥」の歌碑があります。このように、とてもロマンティックなコース設定になっていますが、悔しいのは40qも歩けなかったことです。

「白鳥はかなしからずや 空の青 うみのあをにも 染まず だだよふ」若山牧水 明治40年

「浜千鳥」作詞 鹿島鳴秋   作曲 弘田龍太郎
青い月夜の浜辺には 親を探して鳴く鳥が 波の国から生ま れ出る 濡れた翼の銀の色

   

       スタートゲート                 先生の引率で元気に歩く    

   

ベルギーから来た青年                道端の花畑    




『2013年2月17日 雪上かんじきウォーク』

 冬季の運動不足を解消するために「雪上かんじきウォー ク」が、晴れたり曇ったりの2月17日に鶴岡市内で開催されました。羽黒山入り口近くにある国民休暇村“月山ビジターセンター”がスタートとゴールです。
 かんじきの履き方を教えてもらい、ペースメーカーの先 導で一列になって、2m近い雪の林の中を上って行きます。上り終ると雪原に出ます。そこで、気温は0度以下ですが汗をかき出したので上着を脱いだり、緩んできたかんじきを締 め直したりします。給水ポイントでは暖かい甘酒が用意されて一息つき、除雪された曲がりくねった道を歩きます。
 晴れていれば庄内平野が一望できるというところに出ま した、ちょうど雪が吹きつけ残念ながら見えませんでした。約2時間で全員無事ゴール、餅入りの豚汁をいただきました。参加した人は日ごろから歩いているのでしょうか、とて も元気に歩いていました。人気が高いので3月には、湯殿山スキー場の上までリフトに乗って行き、新雪の中を歩き、ゲレンデの横を歩いて下りてくるという計画があるそうです 。
 今回は、信州に伝わる“爪かんじき”を履いて参加しま した。伝統を受け継ごうと古老から伝授され、作られたものです。とても頑丈にできていて歩き終わるまで足にしっかり固定されていました。とはいえ、もし壊れても今回のよう にたくさんで一緒に歩き、しかもガイドがついていれば心配はありませんが、1人や2人では遭難してしまいまから、必ず予備を持参していったであろうと、余計な心配をしました 。

   

       雪原から林へ向かう            雪は2m以上積っていました    

    羽黒 かんじき       




『2013年2月9〜10日[河津桜ツーデーマーチ]』

 1月から毎月開催される「伊豆早春フラワーウオー キング」の2弾「河津桜ツーデーマーチ」第15回記念大会が2月9,10日行われました。
 「湯ヶ野までは河津川の渓谷に沿って三里余りの下 りだった。山や空の色までが南国らしく感じられた。・・中略・・荻乗や梨本などの小さな村里を過ぎて湯ヶ野の藁屋根が麓に見えるようになった頃・・以下略」と川端康成の「 伊豆の踊り子」に描写されている湯ヶ野にある「国民宿舎」に宿泊しました。河津川を流れる川の音が窓から聞こえ、豊富なかけ流しの透明な温泉に浸かると疲れがすっかり取れ る宿でした。
 初日は、「伊豆東浦路コース」で、河津南小学校の 体育館をスタートして、河津川の遊歩道を上って行きます。ちょうど御開帳されていた涅槃堂の日本三大寝釈迦仏像をお参りし、そこから右に曲がり戻ります。途中河津桜の原木 がありますが、まだつぼみでした。端戸山を上って、今井浜海岸へ下ります。大島、利島、新島などが間近に見える砂浜を歩いてゴールです。
 2日目は、「ジオサイトコース」で河津川の土手を 行き、湯ヶ野温泉から旧下田街道を上り、河津七滝で折返しです。その先にある踊り子の像がある初景滝まで行きました。チェックポイントでは熱々の豚汁がサービスされました 。
帰路は国道から左に曲がって畑の中を上り、大きな木 々に覆われた水量の多い“左ヶ野渓谷遊歩道”を下ります。そして、桜見物客でにぎわう土手をゆっくり歩いてゴールしました。豪雨災害によって七滝の途中までで、遊歩道は切 断されていましたが、今年中には普及され、来年は天城峠から降りてくるコースが設けられるそうで、大いに期待される大会です。

   

       今井浜を歩く                  熱々の豚汁のおもてなし    




『浦添2013・2・2「あまくま歩っちゅん浪漫ウォーク」』

 「てだこ(太陽の子)ウォーク」という名称で親 しまれてきた沖縄の「浦添・あまくま歩っちゅん浪漫ウォーク」が、2月2,3日に行なわれました。“あまくま”は隅々までという意味で、歩くこと「歩っちゅん」は“あっちゅ ん”と発音します。
 沖縄ならではの聴いたことのある「島人ぬ宝」の メロディーにのせて、スタート前に準備運動が行なわれました。
 初日は、「浦添城址と嘉数高台を巡る10qコース 」を歩きました。プロ野球ヤクルトスワローズのキャンプ地となっている市民球場に隣接する、広い室内体育館がスタートとゴールです。浦添城址へ上り、広い浦添大公園内を一 周し、当山の石畳道“歩きたくなるみち500選”から、住宅地を回ってゴールです。途中、満開の時期は過ぎていましたが、濃いピンクの花が咲く緋寒桜がところどころで見られ ました。地元の人も暑いという26度を越える夏日のウォーキングで、すっかり汗をかいてしまいました。
 2日目は、すがすがしい風が吹くウォーキング日 和でした。体育館を出て小湾川沿いに住宅街を下っていきます。ちょうど、市長と市議会議員のダブル選挙の公示日と重なり、宣伝カーからの“お願いします”という声があちこ ちから聞こえてくるウォーキングでした。途中に「おもろの碑」という首里王府によって編纂された「おもろ草紙」の中にある歌が刻まれた記念の石碑があります。その後、先の 大戦で爆破された歴史の道、復元された“中頭街道”を下り、そして、上ってゴールでした。
また別に、脚力の弱ったお年寄りや乳幼児のいる若 い親たちのために、3kmのコースが設定されるという、他ではあまり見かけない試みがなされていました。
※おもろとは沖縄の古い歌のこと。語源は「思い」

   

おもろの碑              復元した石畳

  

 ところどころで見られた 緋寒桜





『2013・1・13「ウオーキング大学」』

 大阪市の主催、日本ウオーキング協会が後援す る「健康づくりウオーキング大学」が、1月13日から開講されました。2週に1回、計6回にわたる連続した講義と実践の講座です。前半の1時間は座学、後半の1時間は実習です。 100名の定員で、申し込み順満員になりしだい締め切りでしたが、応募者が多く実習の関係から109名まで受け入れたということでした。
 15歳以上という年齢制限がありましたが、ほと んどが60歳以上のようで、すでにウオーキングを始めている人、これから始めようとしている人でした。
 私は、講義のトップバッターということで、ウ オーキングにかかわる現代的課題を「ウォーキングでいつまでも元気!」と題して講義しました。とても熱心に聴いてくれ、気持ちよく話をすることができました。
 参加者全員が、6回すべてに参加して、生活習 慣としてウォーキングを取り入れて欲しいと願っています。

   

募集要項                    講義中のひとコマ    





『2013・1・12「第15回下田水仙ツーデーマーチ」』

 「伊豆早春フラワーウオーキング」の第1弾 、15回目という記念となる「下田水仙ツーデーマーチ」が1月12、13日に開催されました。前日の夕方伊豆急下田駅に着くと、南伊豆のまぶしい太陽とわずかにほほに当たる潮風 は、寒さでふさぎ気味の気分を明るくしてくれました。スタート会場近くの和風の宿屋について、早速ふんだんなかけ流しの温泉に入ると、さらに気分はよくなりました。
 全国規模のウオーキング大会として年の初め てとなることもあって、根強い人気があるのでしょう、北海道から九州まで各地のウォーカーが事前申し込みをしていました。
 第15回を記念して“市長と一緒に歩こっ!” という呼びかけで「メイヤーウオーク」が初めて行われ、下田市長は参加者と一緒に10qを歩かれました。
 また、今年から観光庁のスポーツツーリズム 推進事業として、「ジャパンノルディック・ウォークプレミアリーグ」が発足しました。これは全国30の大会で構成されています。その1回目の認定大会となっていたので、希望 者には「参加記録証」が配られ、上り坂の多いコースなのでかなりの人たちがポールを利用していました。
 歩き終わってゆっくり温泉に浸かりたいと思 っていましたが、残念ながら今回も掛け持ちで、10qを歩いて大阪へ向かいました。2月の河津桜、3月の南伊豆の菜の花、4月の松崎なまこ壁と桜と続く大会が楽しみです。

   

アロエの花                  昼食会場    





『2013・1・1「大江戸元旦初歩き」』

 東京の元旦は良い天気でした。晴天の下上 野公園をスタートとゴールにする「大江戸元旦初歩き」が、1月1日行われました。20qを歩くウォーカーが、8時ごろから続々と集まり受け付けをすませ、互いに元気であること を確かめるように新年の挨拶を交わしていました。
 8時30分から20qコースがスタートしまし た。公園の桜並木を南に下って万世橋に出ます。そこから神田川沿いに西に向かって神楽坂まで行って戻るように東へ向きを変えて神保町から隅田川を渡って、大横川親水河川公 園を北へ歩きます。スカイツリーを見上げて、再び西へ言問橋を渡って、鶯谷から上野公園へ帰るという江戸の下町をぐるりと一回り歩くコースです。11qは8時45分スタートし 、20qと同じコースをたどって須田町で北へ向かって上野公園へ戻ります。
 これまでの「幹事会」から名前を変えた「 協歩会」がウオーキング大会をはじめて主管しましたが、とてもスムースに行われていました。
 私は、例年通り6時15分に家を出て、大手 町から約5qの皇居一周を走りました。昨年は、汗をかいた後上野公園で挨拶するときとても寒い思いをしたので、今年は上に着るものを背負って走ることにしました。しかし、 背負った荷物はしっかり固定しないので、とても走りづらい思いをしましたが無事完走でき、東京駅から汗を拭き拭き上野駅に着き、8時20分の新年の挨拶ができました。

  
    さくら並木を下る          広小路に向かう         上野公園ストレッチング



『2012・12・23「汽笛一声ウオーク」』

 記念となる第20回「汽笛一声ウオーク」 が、2012年12月23日に開催されました。140年前の1872年、新橋−横浜間の鉄道が全線開業されました。その後、およそ100年の間に、わが国の人と物を運ぶ鉄道は、29qから 26,800qへと延長されました。これを見ても、日本が明治以来、近代国家へとものすごい勢いで発展したことがわかります。
 出発式が行われた日比谷公園には、北は 北海道から南は沖縄まで全国のウオーカーがたくさん集まってきました。会場のスピーカーから、“汽笛一声新橋をはや我が汽車は離れたり・・”という懐かしい「鉄道唱歌」が 流れていました。
 スタートしてから、新橋駅のガードをく ぐり、高層ビルの間に設置された「旧新橋停車場」跡に立ち寄ります。そこから、浜離宮庭園の横を通って、海岸通、そして第一京浜、多摩川にかかる六郷橋を渡って神奈川県に 入ります。ゴールは、33q先の赤レンガパークです。私は、残念ながら、途中で見送ることにしました。

  
 出発式          旧新橋停車場跡         起点標識




『2012・12・22「鎌倉ウォーク」』

 鎌倉と外部とをつなぐ7つの入口 は、“切通し”と呼ばれてきました。南に海があって、東、北、西の丘陵は鎌倉を護る障壁となっていました。ところが、承久の乱以降、政治の中心となって発展するにつれて、 訪れる人が増え丘陵を越える道を整備する必要が出てきました。しかし、敵の侵入を防ぎやすい道を造ることになり、それが“切通し”なのです。
 化粧坂、亀ヶ谷坂、大仏坂、巨福 呂坂、朝比奈坂、名越坂、極楽寺坂“切通し”といいます。この7つの“切通し”を歩こうという「歩き納めの大会」が2012年12月22日開催されました。正式には「第48回鎌倉歴 史探訪ウォーク」です。1年に1つの“切通し”を歩くと、7年ですべて歩いたことになり、完歩のバッチがもらえます。
 案内は、神奈川県ウオーキング協 会が中心となって、千葉県、埼玉県ウオーキング協会と日本ウオーキング協会の協歩会が、それぞれの“切通し”を毎年交代で分担することになっています。
 大雨の中9時30分、円覚寺門前の 北鎌倉駅前をスタートし、舗装された亀ヶ谷切通しを上り、岩船地蔵堂を右に曲がると化粧坂切通しです。化粧坂はケワイザカと読みます。殺された平家の武将のさらし首が置い てあったところで、あまりにも哀れなので化粧をしてあげたので名づけられたという説もあります。昔ながらの切通しで、折からの雨で濡れた落ち葉で滑りやすくゆっくり上り、 下りました。鎌倉中央公園を通って住宅街を海に向かいます。稲村ヶ崎を右手に見て由比ヶ浜へ出ると、直ぐゴールとなります。7つのコースから続々と戻ってくるウォーカーた ちは、びしょ濡れでした。
 雨が止み、陽がさし始めた午後2 時から、関係者一同集合し、今年も無事に歩き納めができたことを祝い散会しました。

 
亀ヶ谷切通し          化粧坂切通し



『2012・12・15「TOKYOウオーク」』

 “東京の現在を歩きたい、そし てあなたもメダリストに”と呼びかける「TOKYOウオーク2012」が行われてきました。東京都の5つの地域を選んで、1年間に5つの大会を開催してきたのです。5月の〜翼に夢をの せて!〜“品川・羽田エリア”から始まり、〜ダウンタウンから水辺の街へ!〜“日比谷・晴海エリア”、〜グルメ満喫はいかが!〜“吉祥寺・三鷹エリア”、〜山の秋を感じよ う!〜“八王子・高尾エリア”と続き、最後の〜新しいシンボルが完成!〜“浅草・両国エリア”が、2012年12月15日に開催されました。
 この5つの大会のうち、3つ完 歩すれば銅メダル、4つ完歩すれば銀メダル、5つ完歩すれば金メダルが、ゴール後贈呈されることになっていました。コースは20q、12q、5qの3つで、9時、10時、11時の順に スタートとなっていました。
 スタートに先だって、ステージ で「スポーツ祭東京(国体)2013」を盛り上げる“ゆりーとダンス”を、子どもたちが披露してくれました。その後、主催者と参加者が2020年オリンピック・パラリンピック招致 を呼びかけるプラカードの前で、集合写真の撮影がありました。その後、信号の多いコースなので、30名ぐらいずつ時間をおいて次々と出発しました。
 12qコースは仙台堀川公園まで 南下し、木場公園、清澄庭園を西に向かって抜け、墨田川沿いに業平まで北上しました。スタート時は曇り空でしたが、昼近くなって小雨が降り出し、見上げてもスカイツリーは 、展望台までしか見えませんでした。戻りは、南下して錦糸公園を通ってゴールでした。午後1時ごろから、次々と戻ってきた参加者たちは、メダルとスポンサーからの記念品を 受け取って、満足そうに帰って行きました。

スタート前で全員 集合


   

ゆりーとダンス                  仙台堀川公園





『2012・12・9「江東区・みんなでウォーキング」』

 東 京都江東区が「健康ウォーキング12週間教室」を開催し続けていることは、9月17日の日記に書きました。毎年行われる教室の終了後、"歩こう会"が自主的に結成されて、すでに 15グル−プになります。それぞれ、ユニークな名前がつけられていますが、毎月定期的に2〜4日、一緒に歩いているとのことです。
 会員は20〜60名と違いますが、合 計で450名近い人たちが所属していることになります。教室修了者は2500名ぐらいですから、その2割近い人たちが会を組織してウォーキングを実践していることになります。ウォ ーキングを通して、住民に対する健康づくりをはたらきかけてきた江東区の息の長さに驚いています。全国の自治体の見本となるのではないでしょうか。
 昨年、教室の主催者"江東区健康 センター"が、これらの会に「みんなでウォーキング」という催しを呼びかけ、東大赤門から校内を歩き、不忍池を回って上野公園まで行きました。2012年は、12月9日に行われま した。
 江戸深川を舞台にした時代小説に よく出てくる"小名木川"と"横十間川"が交差するところの江東スポーツ会館に、160名近い人たちが10時に集合しました。体育館で「高齢者の健康とウォーキング」と題して、30 分間ほど話をしました。その後、両岸に遊歩道が整備された"横十間川"沿いに歩き、猿江恩賜公園を抜けます。そして、堀を埋めて造られた大横川親水公園を北へ真っ直ぐ歩きま す。4qほど歩くと、スタート地点では遠くに見えたスカイツリーが、真下から見上げるようになります。隅田川沿いの公園がフィニッシュです。
 師走にしては風もなく、おだやか な日曜日のウォーキングとなり、みなさん大満足、来年もまた会いましょうと、三々五々家路につきました。

 
「みんなでウォー キング」記念のお話    横十間川    ゴールの隅田公園で見上げるスカイツリー



『2012・ 11・25「ハウスファミリーウォーク」』

 日本ウオーキング協会は、家族で一緒に歩こうと呼びかける「ハウスファミリーウォーク」を、ハウス食品株式会社の協賛を得て、2012年11月25日に開催しました。
 1997年に第1回が開催され、 今年で16回目となるウオーキング大会です。明治神宮外苑絵画館前をスタートし、明治神宮、赤坂御用地を回るという都心の大会です。インターネットで募集を呼びかけ、13,000 名からの応募があり、抽選で選ばれた3,000名に参加証が送られ、秋空の下2,890名という過去最大の人数の人が参加しました。ほとんどが家族づれでした。
 たくさんの人が外出する日曜 日ですので、9時30分から30名ずつに区切って順次スタートして行きました。コースはほとんど同じですが、遠回りする15qと10qです。子どもの手を引いたり、乳母車を押した りしながら、神宮の森の黄色に色づいた銀杏の並木道をゆっくり歩き、ゴールした最後は午後2時50分でした。ゴールすると布袋を渡され、順次ハウス食品(株)のいろいろな製 品をおみやげとして入れてもらい、みなさん喜んでいました。
 累計すると今年で10万人を超 える人たちが参加したことになりました。親子が対話する機会が少なくなる傾向にある今、数時間の間でしたが、頼りがいのある親、たくましい子どもと、親子の間で互いに認め 合うことができたのではないでしょうか。
 今年は、全国数ヵ所で類似の 大会を開催しました。今後とも、このようなファミリーウォークを開催していきたいという思いを強くしたのです。



           おみやげをもらう家族     スタートを待つ大勢の人たち



『2012・11・24「びわこパノラマウオーク」』

 比叡の風を感じて、湖畔を訪ねてのツーデーウオークという、第1回の「おごと温泉びわこパノラマウオーク」が2012年11月24、25日行われました。創立20周年を 迎えた滋賀県ウオーキング協会は、琵琶湖北部の長浜市を中心に「ツーデーウオーク」を開催してきました。今年から“南湖”と呼ばれる琵琶湖大橋から南部でのツーデーウオー クを、おごと温泉観光協会と共同で開催することにしたといいます。初めてのことであって、参加人数を制限して行われました。
 初日は、おごと温泉 駅前を朝10時にスタートしました。比叡山のふもとにある環境省の整備した「中部北陸自然歩道」は、秋の気配に満ちた林と畑の中の曲がりくねった、やや上りの道です。途中、 明智光秀一族の墓地のある西教寺に寄りました。もみじが真っ盛りで、大勢の観光客でにぎわっていました。ケーブルカーの坂本駅から10分ほどで頂上駅に着き、眼下に広がる琵 琶湖を眺めながら昼食を摂りました。ケーブルカーで戻り、比叡山坂本駅までの宿坊が並ぶ参道を下りました。そこから、平坦な道を歩きフィニッシュとなるおごと温泉観光公園 に午後3時ごろ着きました。滋賀県ウオーキング協会の会員の方々の適切な案内で、気持のよいウオーキングでした。
 2日目は、大津駅前 をスタートし、琵琶湖の東岸を歩き琵琶湖大橋を渡り南湖を一周する40qコース、途中から船でおごと温泉まで行く20qコースと、西岸沿いにおごと温泉へ向かう10qコースがさ れていました。
 おごと温泉駅へは、 京都からJR湖西線で20分です。そこから、比叡山延暦寺という仏教の聖地へ行く、また日本一の湖琵琶湖を巡るという立地条件は、魅力あるウオーキング大会が期待されるところ です。岐阜県ウオーキング協会の会長、事務局長が視察に来られていて、その評価に基づいて「日本・温泉と健康ウオーキングリーグ」の加盟申請が来年の総会で検討される予定 です。


            スタート記念撮影          西教寺の参道


『2012・11・17「城下町おだわらツーデーマーチ』

 同じ週末 2012年11月17、18日に、「日本マーチングリーグ」に加盟して1回目となる「城下町おだわらツーデーマーチ」が開催されました。下 呂で温泉リーグの総会に出席、初日の出発式であいさつの後、小田原へ行きました。小田原は午後から雨がひどくなり、スタートとフィニッシュ会場となる小田原城址は、雨水が 溜まっていましたが、箱根から峠越えの20qコースなどから元気にゴールしてきました。
 雨の中、テ ントの下で15時30分から、決められている回数を完歩されたウォーカーたちに、その健脚をたたえる「日本マーチングリーグ」の金メダル賞、スーパーマスターウォーカー賞と、 市からの記念品とを贈呈しました。
 2日目は秋 晴れで、湯河原の町から幕山公園までの坂道を上って、真鶴半島へ向かって下り一周して戻るコース、あるいは、小田原にかかわる文学に触れる6qコースなど、晩秋のウオーキ ングをたくさんの人たちが楽しんでいました。



小田原城 の門を出る      小田原城で檄をとばすボランティア



『2012・11・17「下呂温泉里山あるき」』

 全国をブロックに分けて、それぞれの温泉地で開催される7つのウオ―キング大会が「日本・温泉と健康ウオーキングリーグ」(略称温泉リーグ) を構成しています。毎年、総会が開催され、リーグの取り組み方を話し合っています。10回目になる今年の総会は、2012年11月17、18日に開催される第13回「下呂温泉里山あるき 」の前日に行われました。事務局から提出された事業計画、収支予算の報告を承認した後、オブザーバーとして出席した滋賀県ウオーキング協会から雄琴温泉を中心とした「びわ こパノラマウォーク」のリーグ加盟の希望が述べられました。今年の11月24,25日に開催されるプレ大会の運営などを外部の人が視察し、その評価結果に基づいて次回の総会で決 定することになりました。
 初 日は、前線の通過で、朝から肌寒い雨となりましたが、萩原南中学校の生徒の駐輪場となっている校舎の1階部分の広いスペースがスタート会場でしたので、雨が降っても受付な どは濡れずにできました。出発式の後、雨具を用意したウォーカーたちが、旧萩原町の自然と心温まる里山に触れると説明された飛騨川沿いの20q、15qコースへ出発して行きま した。
 2 日目は、13年前から設定されている、下呂温泉合掌村からシダレ栗の自生地へ上って、石畳の残る鎌倉街道を下ってくるという、秋になるとまた歩きたくなるコースが予定されて いました。
 今 週末は日本マーチングリーグ加盟記念大会「おだわらツーデーマーチ」と掛け持ちで行ってきました。



下呂雨の中スタート        温泉リーグの旗



「2012・11・10「北陸先端科学技術大学院大学の「地域活性化システム論」」

 2005年「地域再生法」が成立し、国による地域再生支援の取り組みが本格化しました。中央・地方行政、民間企業、NPO、地域的コミュニティ 、住民など地域活性化にかかわる各主体が、どのような手法を用い、どのように協働することによって、効果的な地域活性化が行われうるのかを主目的とした、北陸先端科学技術 大学院大学の「地域活性化システム論」という講義の第3回目が、2012年11月10日に行われました。
 日本全国で開催されているウオーキング大会は、それぞれ固有の目標を掲げているにしても、共通しているのは大会開催地の活性化を期待していることでしょう。ですから、 健康科学を専攻する研究者と日本ウオーキング協会の会長という双方の立場から、特別講師として「健康づくりと地域活性化」と題して、その実態を紹介するよう要請を受けたの です。
 受講生は、地域活性化に関する行政、企業、NPO関係者、および関心のある大学院生でした。私は現時点では温泉が健康保持にどのようによいのか科学的に十分解明されていな いので、温泉入浴と健康・体力づくりに効果のあることが証明されているウオーキングとを組み合わせることが望ましいことを解説しました。
 まず、1つの温泉ホテルが、取り組んでいる例として、北海道阿寒温泉のホテル「鶴雅」が顧客にノルディック・ウォークを勧めていることを紹介しました。次に、1月に開催 された鹿児島県指宿温泉の“いぶすき菜の花マーチ”、6月に行われた山形県湯野浜温泉の“国際ノルディック・ウォーク大会”など、地方行政とウオーキング協会が協働してい る例を挙げました。最後に、「日本・温泉と健康ウオーキングリーグ」が全国7つの大会で開催されていて、参加者は「温泉リーグ‐パスポート」を持って、毎回数千名のウォー カーが参加しているということを紹介しました。
 このように(社)日本ウオーキング協会が全国各地で、地域活性化に多様にかかわっていることに、出席者は驚いていました。改めて、本協会のはたす役割の重要性を感じた のでした。



ホテル鶴雅でのウオーキング        温泉リーグパスポート


「2012・11・2「日本スリーデーマーチ」

 第35回となる「日本スリーデーマーチ」が、2012年11月2,3,4日に秋空の下で開催されました。初日、まだ薄暗い早朝50qの出発式に出席、市長の歓迎の挨拶、ゲストの 有森祐子さんと激励の挨拶をしました。さすが日本最大の大会、たくさんのウォーカーがスタートして行きました。その1時間後、30、20、10、5qコース合同の出発式で挨拶し 、朝食を摂った後10qコースを歩きました。東京近郊の中都市の特徴でしょう、駅の裏側の整備された戸建ての瀟洒な住宅街を抜けると、誘致した工場団地の中を歩きます。そし て、駅から遠くなるにつれて名産の栗林が続くようになります。
 2日目、森林公園往復の10qを歩きました。紅葉にはやや早いけれども、刈り取った田んぼの向こうに赤い実をつけた柿の木が青空を背景にとてもきれいでした。「日本ス リーデーマーチ」は、国際マーチングリーグ(IML)公認の大会です。リーグ結成当時の8つの大会を完歩すると“国際マスターウォーカー”の称号が授与されます。ヨーロッパの ウォーカーは、遠く離れた日本のこの大会に参加しないともらえません。今年は2名の日本人を含め30名を越える人たちに授与しました。東松山市からも副賞が贈呈されました。
 スタートとゴールとなる大きな広場には、地元商工会の仮店舗、全国のウオーキング大会開催地の宣伝を兼ねた名産品の販売テント、ウオーキング関連企業の直売店など 100以上のテントが並んでいました。歩き終わったウォーカー以外にも、大勢の市民が訪れ広場は1日中大賑わいでした。
 3日目は、雲1つ無い晴天。出足好調でたくさんのウォーカーが参加しました。13:00からパレードということで5q歩き、高校生のブラスバンドを先頭に市長など関係者と 一緒に市内を2.5qパレードしました。最後に広場で完歩式典。1年前から目標としていた12万人を超える参加者があって、市長は感謝・感激の挨拶をして締めくくりました。まさ に、年齢を問わず、すべての市民を巻き込んだ大会であったと言えましょう。

 

              開会式                   表彰式

 

                柿の木             参加者数


「2012・10・20「富士河口湖もみじマーチ」

 第21回「富士河口湖もみじマーチ」が、5合目くらいから上が雪に覆われた富士山の下で2012年10月20,21日に開催されました 。この大会は、1日目は河口湖の周囲を歩く西コースと、2日目は富士山麓を歩く東コースとに分かれています。
 スタートとゴールのある大池公園は湖畔にあり、30mを超えると思われる高いポプラの木と黄色に色づき始めた銀杏の木に囲まれています。初日、大池公園 を出発し河口湖大橋を渡って、対岸の山すその田園地帯を歩き、河口浅間神社へ行きます。創建865年という由緒ある神社です。この神社の境内には、樹齢1200年といわれる太い7 本の杉の木があります。その中に、“二柱の杉”と呼ばれる2本並んだ杉があり、縁結びのパワースポットとして人気が出ているとのことです。
 国際市民スポーツ連盟が主催する“IVVオリンピアード”という世界大会が、2年に1回世界の国々持ち回りで行われています。2009年河口湖町を中心に、11 回大会が開催されました。そして、内外から1万人近いウォーカーが参加するという大きな4日間の大会が実現しました。その際、オリンピックと同じように、古式にのっとって 採火式が河口浅間神社で行われ、その火はランタンに灯され1年間にわたって日本全国のウォーキング大会を巡り“IVVオリンピアード”のPRをしたことが思い出されました。
 河口浅間神社を詣でた後、河口湖畔にあるウォーキングトレイルを歩きます。湖にはバス釣りのボートが浮かぶ向こうに、雲の間からちょっと頂を見せる富 士山が眺められます。もみじ真っ盛りとはいえませんでしたが、秋の冷たい風を受けて、気持ちのいいウォーキングでした。
 「河口湖もみじマーチ」のように“日本マーチングリーグ”に加盟の18大会のうち指定された8個所を完歩した人、あるいは、すべての大会を完歩した人には 、表彰状と記念の盾、メダルが授与されます。初日、ほとんどのウォーカーがゴールした15時30分から、大池公園で表彰式が行われ、副賞として実行委員会から名物“ほうとう” が贈られました。


   河口湖大橋を渡る     二柱の杉           表彰式


「2012.10.13 100歳までウォーキング」

 富士温泉病院の矢野英雄名誉院長(整形外科)は、股関節に障害があって歩くのが困難な人たちのリハビリテーションとして、2本のストックを持つ安全な ノルディック・ウォークを推奨しています。その患者さんたちに声をかけて「100歳までウォーキング」というテーマで講演会が2010年4月開催されました。100名の定員を超える 参加者で補助いすを用意するほどでした。
 その際、歩くのが困難になると外へ出るのが億劫となります。みなさん一緒に山間の温泉地へ行って、自然の中を歩き、温泉に浸かり、会話を楽しめるイ ベントを計画したらと提案しました。
 提案が実って、2012年10月13,14日、山梨県山中湖畔で、第3回ノルディック・ウォーク体験会が開催されました。初日は、富士山の湧水で有名な“忍野八 海”周辺を、時間をかけてゆっくりと歩きました。並行して、ノルディック・ウォーク公認指導員に歩行困難者への指導のあり方を実地に体験してもらいました。そして、夕方か ら整形外科的な見地から、患者さんがポールを持って歩くときの注意事項について研修が行われました。
 2日目は、山中湖交流プラザ“きらら”で、歩行能力のレベルに応じて小人数に分かれてノルディック・ウォーク指導員と一緒に歩きました。雲の合間から ときどき富士山が湖の上に顔を出すといった、素晴らしい景観の中でのウォーキングで、写真を撮りあって大満足でした。
 歩き終わって、来年度発足予定の全日本ノルディック・ウォーク連盟山梨県支部設立準備会が開かれました。関係者から、高齢になっても、障害があって もウォーキングが楽しめるように、医師、看護師、理学療法士などの医療関係者とノルディック・ウォーク指導員とが協力して活動する拠点にしたいという抱負が述べられました 。





「2012.10.5瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」

 第12回「瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」が、晴天の下2012年10月5,6,7日に開催されました。海に架かる橋を 歩く一時的なイベントで、10年ほど前にサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ、今年は東京湾のゲートブリッジを渡ったことがあります。しかし、80qの海上を9つの橋 を歩いて渡る、しかも、毎年行われるウオーキング・イベントは、世界中でここしかありません。
「しまなみ海道」を結ぶ愛媛県今治市と広島県尾道市が実行委員会を構成しています。“縦断コース”は、今治市から尾道市へ3日かけて30q、20q、30 qずつ、逆は2日かけて40q、40qずつが設定されています。1日目は、今治城址からスタートします。ほとんどのウォーカーは、ゴールしたらバスで今治市へ戻り、次の朝バスで 前日のゴール地点へ行き、そこから歩くという方式です。ただし、2日目から始まる尾道市からのコースは、尾道駅前広場からスタートします。“縦断コース”以外に、4つのコー スが用意されています。
 初日、大島の「よしうみバラ公園」までバスで行き、島の中を歩き「よしうみいきいき館」で昼食を摂り、4105mの来島海峡大橋を渡りました。橋か ら見下ろす海は、島々の緑を映してか翡翠色です。渦をまく海の上を大小の船が行き交うのを見ていると、飽きることなく先へ急ぐのを忘れるほどでした。
 2日目は、今治市からバスで3つの橋を渡って大三島へ行きました。宮浦港からすっかりさびれた参道を「大山祇神社」へ向かいます。境内には天然記 念物に指定されている楠の古木群があって、神々しい雰囲気です。そこから奥ノ院のある裏山を上り、鶴姫公園を抜けて、実にのどかな田園地帯を歩き海水浴場へ出ます。海を眺 めながらウォーカーたちは昼食を摂って、一休みです。ゴールは「マーレ・グラッシア大島」という海水を汲み上げた温浴施設です。そこから、待機していたバスに乗って今治市 へ戻りました。
 3日目は、市内の6つの寺を巡る「おへんろコース」20qと、橋の近くまで電車かバスで行き、来島海峡大橋を渡って船で帰る10qコースが用意されて いました。
 次の機会には、さらに生口島、因島、向島を通って尾道市まで行ってみたいと思いました。


 今治城址スタート   来島海峡大橋     大山祇神社      へんろコース


「2012.9.29瑠璃色ロマン神秘田沢湖ツーデーマーチ」

 日本・温泉と健康ウオーキングリーグ加盟の「瑠璃色ロマン神秘田沢湖ツーデーマーチ」が、2012年9月29,30日に開催されました。「歩こう!今美 しい清秋の扉が開く!!」というテーマでの下で田沢湖周辺の、ちょうど色づき始めた木々が迎えてくれました。
 初日は、「伝説のヒロインコース」で、田沢湖の周囲を歩く5,12,22,40qコースが設定されていました。いずれのコースも、「辰子姫伝説」の“ 辰子像”、“御座石神社”を通ります。伝説によると「娘の辰子が龍となって湖底深く沈んだのを悲しみ、母親が“松明にした木の尻”を投げ捨てると、それが魚になって泳いで いった。後に“国鱒”と呼ばれるようになった」とあります。絶滅した“クニマス”が、遠く離れた富士山麓の西湖で生存が確認されたのは、ホットなニュースです。田沢湖の“ クニマス”が絶滅したのは、酸性のきわめて強い玉川の水が大量に流れ込んだためで、現在でも中央部分は酸性が強いそうです。しかし、岸に近いところでは小さな川から流れ込 む真水のため、酸性が薄まり、“辰子像”の近くでは、30p近いウグイが群れをなして泳いでいました。
 初日歩き終わってから、大会実行委員長を務める田沢湖観光協会長さんに、2日目のスタート地点よりやや山奥にある「乳頭温泉郷」を案内してもら いました。ブナ林が主な落葉樹林の中に7つの温泉宿が点在するところです。中でも“鶴の湯”は、自炊しながら湯治した昔そのままの建物が保存され、今も使われています。こ れまで日本中の秘湯と呼ばれるところを何か所か訪れたことがありますが、こここそ秘湯という思いを強くしました。現在、温泉宿を結ぶように林の中に遊歩道を整備していると ころです。林の中を歩き、乳白色の温泉に入るコースを、是非近いうちに“せっかくウオーク”に組み込まれたらと思いました。
 2日目は、「癒しの渓流コース」です。バスで田沢湖高原の出発点に行き、そこから12、20、30qのほとんど下りのコースです。


       辰子像              乳頭温泉             田沢湖



2012.9.22「鶴岡市の里山あるき」

 だれでもが好きな温泉は、ほとんど山間にあります。その周辺を歩き、歩き終ったら温泉に浸かって疲れをいやす「里山あるき」を提唱したのは 、16年ぐらい前だったでしょう。今でも続けているのは、青森県の南部町、岐阜県の下呂市、山形県の鶴岡市です。
 鶴岡市スポーツ課が市民に対して、ウォーキングを勧める事業を始めたとき、「50万歩への挑戦」という日誌を5月に配布し、9月までの4か月間に “50万歩”歩きましょうと呼びかけたのです。1日5000歩、100日歩けば50万歩となりますから、達成するのはそれほど難しいことではありません。50万歩達成した人には、記念品 が贈呈されるとともに、4か月間続けたウォーキングの成果を試すのに「里山あるき」を9月に開催することにしたのです。
 2012年9月22日、第15回目となる鶴岡市の「里山あるき」が、猛暑のやわらいだ秋空の下で行われました。15年間にはスポーツ課の担当職員は、す っかり変わってしまいましが、引継ぎがうまく行われ、また、“スポーツ推進委員”や「鶴岡里山歩こう会」のみなさんの支援があって続けられたのでしょう。
 初日は、高舘山の自然休養林を中心に、20qと8qに分かれて歩きました。出発点の大山地区は日本酒の産地で、酒樽を叩く幼稚園児に励まされて スタートしました。
 なお、6市町村が合併したときに面積が広がった市内の16地区で、それぞれウォーキング大会を行うようになりました。大会名を4x4並べた「ウォ ーキング・ビンゴ」は市民に親しまれ、今回ビンゴ達成者は17名で出発式において表彰しました。年間100名を越える人たちが達成しているということです。市民のウォーキング 実践のよい動機づけとなっているのでしょう。

園児の酒樽太鼓に送られてスタート          ビンゴ達成者の表彰     





2012.9.17「江東区の健康ウォーキング12週間講座」

 東京都の江東区が実施する「健康ウォーキング12週間講座」が、2012年9月17日に定員を越える86名の区民が参加して始まりました。費用は 6,000円です。“歩数計”、と体重、歩いた時間と距離、歩数などが毎日書きこめる「12週間の日誌」とが渡されます。自主的に歩く習慣を身につけてもらうのが狙いです。しか し、参加者の意欲を継続させるために、12回にわたって毎土曜日、区内の12か所にあるウォーキング・コースをみんなで一緒に歩く予定が組まれています。
 この講座は25年前から、毎年「敬老の日」に開講式が行なわれ、12月初旬に終了してきました。初日、私が“歩く”について、川久保清氏(循 環器内科の医師)が“歩く医学”について、それぞれ解説してきました。このように25年間も続いたのは、数年で交代するにもかかわらず、区の関係者の変わらぬ熱意の賜物です 。加えて、歩く習慣を身につけてもらうという講座の趣旨が実を結び、講座終了後に“歩こう会”を自主的に結成されてきたことが、後押しをしてきたといえます。すでに、15の グループが、定期的にウォーキング活動を続けているのです。
 初日は開講式の後、自分の歩幅を測るように指導が行なわれました、歩数計をつけて50mの長さの道を歩き、その間の歩数から歩幅を知ろうとい うのです。脚力が強化され、歩き方が改良され、12週間後どのくらい歩幅が広がるのでしょうか。楽しみです。

江東区開講式の様子


歩幅を自分で測る





2012.9.16「歩育実践フォーラム」

 NPO法人石川県ウオーキング協会は、石川県、県内の市町、そして、保育園、幼稚園、大学の研究者に呼びかけ、今年の3月「歩育推進ネッ トワークいしかわ実行委員会」を立ち上げました。実行委員会は、@ 研究者に依頼して1000名を越える園児の歩行の実態調査を始めるのと並行して、A 親子一緒に自然の中で 「歩き、学び、遊ぶ」機会を創出する「歩育楽校」の開校という事業を実施しています。
 これらの事業をさらに力強く推進するという目的をもって「歩育実践フォーラム」が、2012年9月16日金沢文化ホールで、100名近い熱心な 関係者が集まって開催されました。中心は、「歩く子はたくましく育つ、“歩育”が子どもを変える」と題したパネルディスカッションで、実施された園児の実態調査の中間報告 の後、市内の子どもにウオーキング大会参加を30年間すすめてきた東松山市長、8年前から“歩育”を提唱、実施してきた大阪府レクリエーション協会専務理事、現場で指導して きた“保育コーチ”が、それぞれの実践活動の報告をし、今後の取り組みの方向について意見を交換しました。私は、参考になればと、「子どものときの運動が一生のからだをつ くる」と、“歩育”にかかわる科学的背景について解説しました。
 いくつかの協会や自治体が“歩育”事業をすでに展開していますが、“歩育”と“保育”とを直接結びつけた石川県の取り組みは、全国的 に見て初めての試みです。今後の活動成果が大いに期待されます。

 

(子どものときの運動が一生のからだをつくる)





2012.9.8「北海道ツーデーマーチ」

 「北海道ツーデーマーチ」が、第25回を記念して洞爺湖町を中心に、2012年9月8,9日開催されました。“広大な自然の大パノラマに感 動は続く・・・」と、プログラムに記載されている通り、スタートする中央会場からは湖のむこうに蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山の秀峰が眺められます。
 大会は2日間に8つのコースが設定されていますが、すべて「ジオコース」と名づけられています。「洞爺湖有珠山ジオパーク」として 、2009年日本で初めて“世界ジオパーク”に認定されたからです。その中の長距離は「ぐるっとジオコース」とあり、初日は洞爺湖の湖畔(40q)を、2日目は有珠山の山麓(30 q)をそれぞれ一周するコースです。
 私は、初日晴天の下洞爺湖沿いの道を時計回りに13q歩きました。スタートでは有珠山を背負って歩き出します。途中から湖のむこう に有珠山の火山特有の姿が眺められるようになります。ゴール地点の岸辺では、バーベキューが楽しめるようになっていて、特産の黒毛和牛とキャベツを焼きビールを飲みながら ゆっくり昼食を摂ることができました。というのも、昼食後は歩かないですむように、遊覧船が迎えに来て40分かけて中央会場まで戻ることができるからです。このコースでは、 洞爺高校の生徒全員が大きな袋を持って、ゴミを拾いながら一緒に歩いたのがとても印象的でした。
 2日目は、曇り空の下で、30、20qを選択したウォーカーたちはスタートしましたが、その1時間後には発達した低気圧が近づき、強風 と豪雨にみまわれました。しかし、警報ではなく注意報の発令であることを確認し、“雨もまた自然”と、湖に浮かぶ“中島”へは遊覧船で、“西山山麓火口”へはバスで、それ ぞれ出発していきました。もちろん、滑りやすい道は避けるようにコースの変更が急きょなされました。
 何度も来ていますが、火山、湖から海へと変化に富んだすばらしコースに魅せられ、さすが「世界ジオパーク」という思いを強くしま した。

   

スタート・ゴールゲート             ゴールでのバーベキュー


遊覧船で中央会場へ





2012.9.2「靴の日」

 9月2日を“くつの日”として、ウォーカーにもっとも大切な靴に感謝しようとウオーキング大会が開催されて16年となります。大 学を60歳定年で退職した後、誘われて協会をお手伝いするようになった年から始まりました。これまで、誕生日ということもあって協会代表として、主会場の神田明神へ玉ぐしを 奉納してまいりました。
2012年は、9月1日の防災の日の翌日ということがあって、都立木場公園から、江戸川まで回る22q、荒川まで回る11qと、運河をめ ぐる6qの3つのコースに分かれて、都立臨海公園にある防災体験学習施設「そなエリア東京」まで、ときどき雨が降る中を歩きました。
 参加者が少ないということを聞いて、ゴール後の大抽選会を楽しみに、親子5人水入らずで参加しました。残念ながら、はずれなし のはずれに近いものが当たって帰路につきました。

     スカイツリーが見える木場公園           大抽選会の様子





2012.9.1「第20回記念奥の細道鳥海ツーデーマーチ」

 67年前、学童疎開で半年間ほど滞在した山形県湯野浜から、晴れた日は毎日雄大な鳥海山を眺めていました。その鳥海山のふ もとの遊佐町で、第20回記念となる「奥の細道鳥海ツーデーマーチ」が、2012年9月1、2日に開催されました。
 標高2,236mの鳥海山は、雨や冬にたくさん積る雪を山懐に蓄え、遊佐町のあちこちにきれいな“湧水”をもたらしています。
 初日は、ウオーキング大会ではめずらしい、列車で行って歩いて帰ってくるという10qのコースに参加しました。中央会場か らJRの遊佐駅まで歩き、6両編成の臨時列車に乗り北へ7q離れた吹浦駅まで行きます。駅から出羽一宮である大物忌神社に参拝し、“家内安全”のお札を求め、そこから十六羅漢 と呼ばれる岩の海岸へ出て、河口から月光川に沿って土手道を歩きました。途中から、黄色に染まり始めた稲穂のたれる田んぼの中の道に出ました。吹き渡る風が運ぶかすかな稲 のにおいに、日本人だからでしょうか懐かしさを覚えました。
 ところで、2000年に行われた、日本マーチングリーグ(JML)の「ウォークサミット遊佐会議」において、「子どもと歩こう運 動」YUZA宣言が発信されています。そのこともあって、町内の保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校が、グループをつくって、800名近くが参加しているのには驚きました 。その中で、西遊佐小学校のグループが1年から6年まで連続して毎年完歩したと、出発式で特別表彰状が町長から手渡されました。

   

   電車に乗り込む               鳥海山を眺めて


保育園児記念撮影





2012.8.25「第10回記念飛騨神岡ツーデーウオーク」

 日本中が残暑でうんざりしている2012年8月25,26日、「飛騨神岡ツーデーウオーク」が、第10回を記念して開催されまし た。冬は流葉スキー場の中心となる標高740mの「流葉温泉Mプラザ」が、スタートとゴールとなるいわゆる“里山あるき”です。朝8時から20qコース、12qコース、6qコース と距離の長い順に出発して行きました。
 私は、林道を上りながらスキー場の上部を回る「神秘の森コース」を歩きました。歩き出して直ぐに汗をかき出しました が、背の高いブナや杉の森の中の山道で、強い日差しを避けてゆっくりと登ることができました。ところどころには、萩やすすきなどが見られ秋の気配が感じられる山道です。
 ウォーキング人口が少ないと思われますが、熱心な実行委員会のみなさんのお蔭で、「宇宙に一番近い夢の郷ツーデーウ オーク」と称して10回も続けてきたのです。ところで、10回連続参加の表彰が行われ、現在日本の最年長の現役ウォーカーである滋賀県の因マサキさん(推定94歳)が受賞されまし た。私もいつまでも歩きたいと、図々しくも記念写真を一緒に撮ってもらいました。
 ここには「飛騨流葉カントリーウォーク」という常設のコースが設けられています。四季折々に、豊かな自然に触れられ ますから、歩きに行ってみたらどうでしょう。


 大会ののぼり         冷やしたトマト         最長老のウォーカーと



2012.8.21「第15回いわて花巻イーハトーブの里ツーデーマーチ」

 第15回の節目を迎えた「いわて花巻イーハトーブの里ツーデーマーチ」が、2012年8月 18,19日開催されました。大会前日から104回となるJWA公認ウオーキング指導員研修会が同時平行して行われました。地図の見方、心拍数の測り方などの研修後、夕食を兼ね て懇親会が開かれました。そこで、研修生はそれぞれ自己紹介をしましたが、幾人かは中年になって糖尿病、心臓病、痛風などに罹り健康を害したが、ウオーキングを実践するこ とで回復した経験を多の人たちに伝えたいと、指導員になる動機を語っていました。
 ところで、研修生の半分は岩手県の人たちでしたが、数人は大船渡など東日本大震災で壊滅的な被害を被った沿岸部 からも参加していて、復興の兆しが強く感じられました。また、珍しいことですが、新潟大学の現役の学生が4名受講していたのには驚きました。これからは、もっとたくさんの 大学生の参加が望まれるところです。
 10数年前に参加したときは、現在の宮沢賢治記念館があるところでしたが、スタート、ゴールの主会場は東北本線の 花巻駅前の“なはんプラザ”となっていました。私は前日に38度とやや熱があって体調がよくなかったので、もっとも短い5qの「イギリス海岸コース」を歩きました。日照りが 強く、すっかり汗をかいてしまいましたが、無事完歩できました。2日目は、「花巻温泉コース」(20q)、「賢治生家と詩碑を歩こうコース」(10q)などが用意されていまし た。
 初日の午後、指導員研修会の講義を兼ねて、一般ウォーカーにも開放された“特別講演会”が行われました。「人間 の一生からウオーキングを考えてみよう」と題して、2時から3時30分まで話をしました。40名近い研修生に加えて、プログラムに告知されていたこともあってか、暑い中を歩き終 わった150名を越えるウォーカーたちが熱心に聴いてくれました。
 この講演会の後、4時から「ウォーカーの集い」が行われ、さらに夜に行われる北上川の「花火ファンタジー」へウォ ーカーは特別桟敷で楽しめるように、例年通り予定されていました。大会は岩手県ウオーキング協会会員を中心に、いろいろな人たちが協力してスムースに行われていました。来 年は、元気で長い距離を歩きたいという思いを強くしたしだいです。

 

20km出発                   イギリス海岸


講習会に参加した大学生たち





2012.7.24「第15回蔵王温泉こまくさツーデーマーチ」

 昨年は東日本大震災で中止となりましたが、第15回という節目を迎えた「蔵王温泉こまくさツーデーマーチ」が 2012年7月25、26日に開催されました。開湯1900年という日本でもっとも古い温泉地です。宿泊した「わかまつや」の斉藤さんは当主になったとき、今ではめずらしい長右衛門を 襲名した36代目だそうです。
 蔵王へは若いころスキーをしに何度か来ましたので、夏はどんな様子なのか楽しみにして来ました。泉質は硫黄と 酸性がとても強い温泉で、いかにも温泉地というにおいをただよわせる、坂の多い古くからの温泉街です。
 初日の「こまくさ鑑賞コース」、「山寺天台の道コース」、「さわやか高原コース」の中から、私は高原コースを 選択して歩きました。標高800mの温泉街から20人乗りのケーブルカーで、鳥兜山展望台へ上り標高1300mに広がる高原散策路を歩きました。歩くコースはよく整備されています。 あいにく濃い霧で10m先がぼんやり見える程度で、視界は広がっていませんでした。しかし、ブナの大木が立ち並ぶ森の中の曲がりくねった散策路が続き、幻想的な雰囲気に浸れ るウオーキングでした。高原からは4人乗りのスカイケーブルで温泉街へ戻りました。
 2日目は「湯巡りコース」という蔵王温泉の特徴ある場所を見て回るコースが用意されていました。
 水曜日から木曜日という平日に行われる数少ない全国規模のウオーキング大会です。最初のころは、週末に行って いたのを平日にすれば宿泊費が安くなるというので変更したそうです。しかし、参加者は減少することがなかったので、平日に挙行しているということです。
 ところで“こまくさ”は、1300mよりも標高の高いところに咲くのだそうで、来年はぜひ「こまくさ鑑賞コース」を 歩きたいという思いを強くしました。

  
大会の「のぼり旗」          「蔵王はゴンドラ利用の大会です」


2012.7.21「もんじゃ焼き」

 「浅草・墨田川、スカイツリーを見ながら新しいウォーキングスタイルで一緒に歩きませんか!」という案内状 を主催者から受け取りました。ウォーキング後、ぜひ「かっぱ祭り」の“もんじゃ”を賞味くださいという言葉に誘われ、妻と二人の娘と参加しました。
 ノルディック・ウォークが盛んになるにつれ、歩く仲間から歩くマナーが悪いという評判を聞くようになり、混 雑する街中を歩くときに通行人がどのような反応をするかを確かめたいという気持ちもありました。
 4名の指導員を含め20名ほどが、“もんじゃ”の店の前に午後6時に集合しました。荷物を店に預かってもらい、 浅草寺の“雷門”の前を通り“吾妻橋”を渡り、川上にむかって歩き出しました。指導員の“ストックは前につき、一列になって歩きなさい”という注意にしたがって、人ごみの 中をゆっくり歩きました。
 隅田川沿いの遊歩道は広く歩きやすいところで、見上げると右手にスカイツリーが見えます。ビルのガラス窓に 映ったスカイツリーは、写真を撮るスポットというので写してみました。スカイツリーが7時15分に点灯されるのを帰りの“桜橋”の上から眺め、人影が薄れた“伝法寺通り”を 戻りました。他の通行人とのトラブルもなく無事店に着き、“もんじゃ”を焼きながら生ビールで乾杯と、真夏にしては涼しい5qのウォーキングでした。

 

       みんなで記念撮影          窓に映るスカイツリー





2012.7.13「水泳大会」

 夏本番となる7月には、全国規模のウオーキング大会はほとんど行われません。昨年7月以降、週末には日本 やアジアのウオーキング大会に参加したので、長い間楽しんできた水泳大会へ出場することができませんでした。
 もっとも大きな水泳大会は「日本マスターズ水泳選手権大会」で、今年29回目を迎え、千葉県国際総合水泳 場で7月13、14、15、16日に開催されました。全国から6043名が登録し、いろいろな種目に出場しました。4日間の延べ出場者数は2万人近い大会です。
 幸い、この日程と重なるウオーキング大会がありませんでしたので、自由形種目に申込み出場しました。ウ オーキングも水泳も、ある距離を自力で移動するところは同じですが、ウオーキングは所要時間には関係なく選択した距離の完歩を目指すのに対して、水泳は記録を正確に測り順 位を競い合うという、大きな違いがあります。ですから、水泳では年齢のハンディをなくすため、5歳きざみで競うように決められています。
 私は、75〜79歳区分に出場しました。出場者は、それなりに練習し自信をもって臨むスイマーですから、手 ごわい相手です。結果は、400m16名中4位、200m23名中5位、100m30名中4位、50m43名中6位と、一応入賞しメダルをもらうことができました。
 記録を正確に測定してくれますから、自分の記録が加齢とともに低下する傾向を知ることができます。この 20年間、私の場合10年間に5〜7%の割合で平均スピードが低下してきました。ところが、もっとも長い400m種目では、10年前に比べ記録の低下がみられませんでした。毎週末、10 〜20q歩くという持久性能力を要する運動を実践してきたからでしょうか。とても不思議に感じました。  追記:仲間と一緒に組んだ200m混合メドレーリレー(4人の合計240歳以上)は3位、男子200mリレー(4人の 合計280歳以上)は1位でした。

               会場にて             自分の記録





2012.6.23
 日本ウォーキング学会の第16回大会が、京都府立医科大学において6月23、24日開催されました。1997年4 月日本ウォーキング学会を立ち上げたとき、会長として次のように書いていました。「果たして、ウォーキングなるものが、今日、頂点を極めようとする流行なのか、ないし衰退 の一途を辿ろうとするのか、判然としない。ならば、ウォーキングがさらなる発展を目指していると信じ、その流行の一翼を担うと共に、ウォーキングに係る医学的、科学的、文 化的意義を世間に先んじて指摘すべく、ここに学会を組織する次第である。」さらに「通常、研究会や学会は、研究者がアカデミズムに最大限の価値をおいて集合し組織するもの である。しかし、生身の人間を研究対象とする身体教育や保健指導の研究領域は、本来“実践”を達成して初めてその価値に輝きが出るものである。したがって、本学会の源流を “歩行実践”の現場に求めることとしたい。」
 その成果は、「ウォーキング科学」、「ウォーキング研究」として毎年発刊され、15号を数えるに至り、 図書館の棚に並べてみてもその歴史を感じさせます。
 これまで東京で行われていた会場を京都に移して行われた本大会では、ここ数年のノルディック・ウォー クの普及を反映して、ノルディック・ウォークに関連する研究や実践報告が多くなされ、加えてシンポジウムが行われました。また、2日目の午前には3つの市民公開講座が開かれ 、午後はノルディック・ウォークの実技指導が行われました。
 私は、「いつまでも元気!」と題して基調講演をしました。

大会表紙           講演の様子           研究書





2012.6.16

 チャンネル「NHK教育」で放映される「ハートTV・すこやか長寿」という番組の公開収録が、網走郡津別 町で、2012年6月16日に行われました。この番組は、今年で15年を迎えます。毎年全国10か所の自治体の協力を得て、NHKとNHK厚生文化事業団によって制作されています。
 私が出演した津別町では副題が「チータとダンスで健康づくり」です。"チータ"こと水前寺清子さんは 、大ヒットした「三百六十五歩のマーチ」を歌うことで、日本ウオーキング協会とは縁が深く、以前から理事に就任いただいております。「ダンスで健康づくり」とあるように、 「三百六十五歩のマーチ」の歌に合わせて、からだを動かし高齢者の健康づくりに役立てようという意図です。
 水前寺清子さんと6名の地元の高齢者がモデルになって、ステージで歌いながらウォーキングを主体とし たいろいろな動きを組み合わせたダンスをしました。300名を越える観衆の皆さんと、一体となってうまく収録されたと思います。放映は、7月19日(木)、と7月26日(木)の20 :00〜20:29の予定です。
 津別町はスポーツの盛んなところで、体育館、室内温水プール、芝生のサッカー、ラグビー用グランド4 面、広大な芝生の高齢者に人気の高いパークゴルフ場(54ホール)があります。私も津別町でこれまでウォーキングや水泳の指導をしましたが、今ではたくさんの人たちが朝晩ウ ォーキングを実践するようになったと聞いて喜んでいます。
 ところで、ツベツは、アイヌ語の"山の出ばなを通って流れる川"から名付けられたといわれていて、網 走川、その支流の津別川が町内を流れています。これらの川には、エゾイワナ、ニジマス、ヤマベ、オショロコマ、それに大きな降海型のサクラマスやアメマスが棲んでいます。 せっかく訪れたので、収録前日に釣りをしました。森の中の渓流を釣り上る脚力が、日頃の歩く習慣によって保持されていることを確認できました。そして、幸いにも、40pを超 えるエゾイワナやニジマスが釣れて感激しました。


公民館前にて       川を釣り上げる         釣れた魚




2012.6.9

 1998年フィンランドを訪問したとき、"ディメンティア・ウォーク"と呼ばれ2本のストックを持って歩 くことが流行り出したという話を聞きました。"ディメンティア"は"ボケ"を意味するので、"ボケ"予防に効果があるのかと思いました。しかし、たずねてみると、せっかくスキー 場へ来たのに、ストックを持ってきたのに肝腎のスキーを忘れた人が、せっかくだからとゲレンデをストックついて歩いたので言われるようになったということでした。
 この新しい歩きを、日本でも広めたいと考えました。当時は専用のストックがありませんでしたので 、夏場使わないスキー用のストックを使えばよいだろうと思ったのです。ところで、スキー用のストックの先端は金属製でとがっています。これではコンクリートの道はあるき難 いので、砂浜ならよいと思いつき長い砂浜の続く鶴岡市の湯野浜を選び、地元の人たちにお願いし大会開催が実現しました。「国際ノルディック・ウォーク」と名づけ、フィンラ ンド、ノルウェーの大使館の人たちに呼びかけ、第1回大会は300名ほどの参加者が慣れない歩き方でとにかく終了しました。
 その後、海開きのイベントとして定着し、冬場に流れ着いたゴミで汚れた浜辺を清掃し500名近い人た ちが毎年楽しむようになったのです。そして、全国にノルディック・ウォークが広まり、全国から参加する人も増えています。北にむかって歩く先に鳥海山が眺められ、途中から クロマツの防砂林の中を戻るというルートです。
 2012年6月9日に開催された第14回大会は、小雨降る中でしたが大勢の参加者がいて、戻ってくると広 い公民館で、蟹の入った浜汁が振る舞われ満足そうでした。2日目は2400段近い石段の“美しい日本の歩きたくなるみち500選”に選ばれ、またミシュラン・グリーンガイド・ジャ ポンにおいて三ツ星を獲得した修験道を上り、羽黒山を参拝し月山が眺められる月山牧場にあるビジターセンターへ行く素晴らしいルートでした。
 来年は第15回という節目なので、盛大に開催すると実行委員会の人たちが張り切っています。全く違 ったノルディック・ウォークです。試してみたらどうでしょう。

     

              スタートの様子             羽黒山の階段





2012.5.25

 国際市民スポーツ連盟(IVV)の機構改革によって、日本、韓国、中国、台湾が加盟してアジア市民 スポーツ連盟(AVV-ASIA)が2010年10月に発足しました。その第1回アジアンピアードが、韓国順天市で2012年5月25,26日に開催されました。同時期にIVV役員会も開かれたため 、10カ国以上の国々からの参加がありました。特に日本からは、IMLの認定スタンプも押してもらえるということで、70名近いウォーカーが歩いたり、泳いだりしました。
 人口27万人の順天市の中央を流れる東川は、ラムサール条約に登録された順天湾の干潟に向かって 流れています。田植え真最中の水田から葦畑へと広がる順天湾には、木道が整備され、休日とあってたくさんの観光客が訪れていました。
 初日は市内の体育館、室内プールと並んである陸上競技場を出発点として、東川の左岸を、2日目は 右岸を、それぞれ山側の道を行き、帰りは川に沿った土手道を帰るというコースでした。ウォーキングは42.195q、25km、10q、5q、サイクリングは50q、25q、スイミング は300m、500mです。
 初日は、女性ガイドと一緒に歩き始めました。丘へ上って展望台から湿原の全景を眺め、丘から下 りて木道へと出ました。ちょうど干潮でムツゴロウが飛び跳ねているのを見て、子どもはもちろんですが大人たちまでが大喜びの様子でした。
 帰りの土手道はコンクリートで、しかも太陽をさえぎる1本の木もないので、直射日光を浴びての 10qのウォーキングとなりました。30度をはるかに越えていたと感じられました。
 到着して直ぐに、隣にあるプールへ行き300m泳ぎ、火照ったからだを冷やし生き返った気分となる ことができました。  来年はイタリアの南チロルで第15回IVVオリンピアードが、再来年は第2回のアジアンピアードが予 定されています。現在のところ場所は未定ですが、多分日本での開催となると思います。みなさんも、是非、草の根の国際交流となるイベントへ参加してみませんか!

     

             順天の湿原                  プールで撮影





2012.5.11

 ウォーキングにかかわる国際組織に、国際マーチングリーグ(IML)があります。オランダ、日本 など8ヵ国のウォーキング大会開催地の代表者によって、1987年に結成され、今年で創立25周年を迎えます。
 大会は、2日以上開催され、1日に20q以上(70歳以上は10qでも可)歩くことが加盟の条件で、 毎年開催されます。結成時の8つの大会を完歩すると、"国際マスターウォーカー"という称号がもらえます。その後、加盟する大会は増え、現在は世界で25を数えます 。IMLは、「国際ウォーカーパスポート」を発行しています。1頁に3つの欄があって、異なる3つの大会に参加し完歩すると、スタンプを押してもらえます。まず3つのスタンプを 押してもらえると銅メダルが、さらに9つ増えると銀メダルが、合計21大会完歩で金メダルがもらえます。
 日本では、埼玉県の東松山、熊本県の八代で開催されています。IMLへ正式に加盟して3回目とな る「第18回九州国際スリーデーマーチ」が、2012年5月11,12,13日に行われました。オランダ、ドイツ、台湾、韓国など外国からも参加があり、国際的なイベントです。ところ で、国際市民スポーツ連盟(IVV)は、世界中で何百万人が一緒にウォーキングを楽しむ日として、5月8日を決め加盟する50ヵ国はそれぞれに事情に応じてその前後に毎年ウォー キングイベントを開催しています。日本では、今年は5月11日としました。
 大会初日は晴天で強い日差しでしたが、涼しい風が吹いていました。スタートは球磨川の" 河川緑地"で、40q、20q、10qのルートが設定されていました。スタート後しばらくは河川敷の遊歩道を歩き、広い歩道が完備した稙柳橋を渡っていきます。渡ったところ で40q、20qはさらに下流に向かい、10qは逆に上流へ向かいます。
 八代の球磨川には1600年前に、中国から900匹の河童が渡ってきたという伝説があり、土手には親 子の河童の像が建てられていました。その後、街中へ入り八代城址を通ってJR八代駅から、長い新萩原橋を渡ってスタート地点へ戻ります。市街地のルートのほとんどが、よく整 備された自転車と歩行者用の道で歩きやすくなっていました。
 ところで、この大会では"いっそでウオーク"と名づけて、23の小・中学校(約6000名 )はもちろん、45の幼稚園、保育園から3000名を越える園児が参加する予定になっています。金曜日の11日は、たくさんの幼児が歓声をあげて河川敷を歩き、芝生の上でお弁当を 楽しんでいました。少なくなった子どもたちに、元気に歩いてもらうという運動が強くなってきているのを肌で感じることができました。
"看護の日"12日に行われる戴帽式出席のため1日だけ歩き帰京しました。

     

       お弁当を楽しむ園児たち            土手に立つ河童の像





2012.5.3

 第11回となる「神々のふるさと出雲の国ツ−デーウオーク」が、5月3,4日に開催され、参加し ました。初日は「斐川緒町一周42.195qコース」、21回目を数える古くから続く大会です。42.195qは、市民マラソンに挑戦するランナーの目標となる距離です。全国から集まっ てくるウォーカーは、リピーターが多くベテランたちです。地元の人たちには、子どもたちが長い距離の完歩に挑戦させるよい機会になっている大会だといわれ、親子連れが目立 ちました。
 朝8時に同じルートを全員同時にスタートし、14q、17q、23q、28q、35q地点を目標にした 人、あるいは疲れて断念した人は、それぞれそこで距離の認定を受けてから車でスタート地点へ運んでもらえる用意がされています。ルートの4分の3は、須佐之男命が退治した八 岐大蛇(ヤマタノオロチ)が上流に棲んでいた、幅広い斐伊川の土手沿いの見晴らしのよい、歩きやすい道を歩きます。
 14q地点は、荒神谷史跡です。30年ほど前に道路工事の際に、古代史を変えるとまでいわれた 弥生時代の銅剣、銅鐸が大量に発掘されたところです。22q地点では、宍道湖漁協から寄付された50sの"しじみ汁"が振る舞われました。スタートから11時間後の夜7 時が制限時間なので、35q地点を午後5時までに通過できない人(10名ほどいたと聞きました)は、車でスタート地点へ運ぶようになっていました。
 2日目は、「出雲路一周コース」です。13q、23q、30qの3つのルートです。23q、30qは、 出雲大社の神殿の前を通るほとんど平坦な道です。時間の都合で13qを歩きましたが、半分以上が自転車専用道路、残りも幅の広い歩道で安全でとても歩きやすいルートでした。 山陰特有の小雨交じりの曇り空の下で、古代に想いを馳せることのできたウォーキングでした。

     

              コースフラッグ              斐伊川の土手





2012.4.28
 1996年に東京都の武蔵野中央公園を中心に第1回「東京国際スリーデーマーチ」が開催されま した。その後、第11回からはもっと広い小金井公園へ中央会場を移して、都市型のウオーキング大会として発展してきました。2011年は東日本大震災の影響で中止となり、2012年 から「ウオーキングフェスタ東京」と名称を変えて、4月28、29日の2日間第17回大会が開催されました。
 開催前日の雨で一層新緑が輝きを増し、晴天の下で歩き出しました。コース名となっている "ハナミズキ"のピンクと白の花が咲きそろい、玉川上水沿いの"ツツジ"の赤も色鮮やかに映えていました。
 2日目も同様に雲一つない晴天となりました。この大会では、2日目の30q、20q、10,5qの それぞれの出発式の15分前から、ステージ上でウォーカーを表彰することになりました。該当する人で参加されていた「日本マーチングリーグ」加盟のすべての大会を完歩した人 へは「日本マスターウオーカー賞」、さらに30回完歩した人へは「日本マスターウオーカー金メダル賞」の賞状と記念品を手渡しました。中に一組夫婦そろって受賞された方もい てうらやましい限りでした。また別に「日本さくらウーオーキングリーグ」に加盟する6大会を完歩した女性にも賞状と記念品を手渡しました。
 このような大会を支援するために埼玉県、千葉県、神奈川県の各ウオーキング協会、新宿区 ウオーキング協会、そして日本ウオーキング協会幹事会のそれぞれの会員の方々の惜しみない協力を仰ぎました。また、地元の小中学生たちには、スタートとフィニッシュの押印 をしてもらったり、"AED"を携帯した国士舘大学の学生たちには救護に当たってもらったりと、大変世話になりました。末尾ながらお礼申し上げます。

   

          スタートゲート                      表彰式





2012.4.24

 国際市民スポーツ連盟(IVV)に加盟している中国市民スポーツ連盟(CVA)が、アジア市 民スポーツ連盟(AVV)結成記念を兼ねて「北京平谷野外余暇フィットネス集会」を開催するので参加を勧めるとの手紙を昨年11月にもらいました。“Pinggu”という地名は不明 でしたが、行ってみると漢字で“平谷”、北京市中心から東にむかって90q離れた桃の産地として有名な山村地帯でした。
 CVAは、日本語の達者な金さんと任さん(夫婦別性)が組織している「北京徒歩運動センタ ー」が運営しています。予定では、いろいろな野外活動が予定されていました。ところが北京市平谷区が突然桃の花が咲く春の行事を中止して、実のなる秋に変更するという通告 を受けたといいます。すでに、募集を始めていたので、仕方なく期間を1日に短縮して4月21日ウォーキングだけを行うようになったとのことでした。
 北京市街地から14台のバスをCVAが用意して参加者を募集し、自家用車の利用者を含めて 800名ほどのウォーカーが、朝9時ころから集合し始めました。出発地点には2009年の第1回集会のときに建設されたという大きな看板と「国際徒歩大道」と刻まれた石碑が立てら れていました。
 この地点から、25q、12q、5qのコース順にスタートしました。コンクリートで舗装され た2車線のゆるやかな上り坂が標高1000mの頂上へむかって続きます。桃、杏、梨の花が咲くヘアピンカーブの道を上っていくと、しだいに谷底が深くなり見晴らしもよくなって きました。仲間とおしゃべりしながら歩くとそれほどの疲れを覚えませんでした。
 10時にスタートして、5q地点でペットボトルの水が配られ、12時ころになると道端で弁当 を食べる人が見られるようになりました。そのころから、バスが少しずつ時間をおいて1台ずつ上ってきます。疲れた人たちを途中で乗せて12q地点の頂上まで運ぶのです。この ようにして、全員が午後1時30分ごろには頂上へ到着しました。25qを目指す人たちはそこからさらに6qの奥まで歩き、戻ってきます。この頂上から、満員になりしだいバスが1 台ごとに山を下り北京市へと帰るという、100名近いボランティアに支えられた春の山を満喫する大会でした。
 参加費は、バス代、弁当代、飲料・記念品代、保険料を含めて日本円で約600円、平谷区か らの援助が無くなったので赤字だろうとのことでした。興味を引いたのは、飲み終えたペットボトルを道端に置いていくことです。もちろん、その他のものは持ち帰えるのですが 、ペットボトルは近くの農民が集め売却し収入の一部に充てるのだそうです。
 また、日本の大会と違うのは、子どもの参加がまったくなく、80歳を超えた一組の老夫婦 を除けば、60歳未満の比較的若い世代が多かったことです。理由としては、60歳以上の人はお金を払ってなぜ歩くのかとなかなか納得しないこと、インターネットで募集をかける ことをあげていました。

   

   看板                      石碑





2012.4.14

 国際マーチングリーグ(IML)という国際的なウォーキング大会の連合体をまねて、日本 マーチングリーグ(JML)が1989年に発足しました。今年からは、これまでの16大会から18大会へと数を増やしました。そして、第15回「久留米つつじマーチ」の出発式で、開催 地の市長、町長、その他代表者が勢揃いして、全国からのウォーカーに対してそれぞれの大会について紹介し参加を呼びかけていました。
 小雨の降る1日目は、久留米市中央公園をスタートし、市街地を流れる高良川沿いの土手 道を東に向かって歩き出しました。澄んだ流れる川岸には、菜の花が咲き誇っていました。雨が止んだころから、標高312mの高良山へのきれいに整備された遊歩道を上り始めま した。しかし、上り坂が続くので、ウォーカーのみなさんはやや息が上がったようでした。頂上には"世界つつじ園"がありますが、残念ながらまだつぼみでしたが、展望台からは "筑紫の次郎"と呼ばれる大河筑後川が一望できました。山を下ると芽吹き始めた果樹園の中の未舗装の道を歩き、中央公園でフィニッシュしました。この日、"キッズウォーク"と 名づけた3qのコースが小学生に用意されて、たくさんのボランティアに引導され、多くの子どもたちが歩いたのは特筆すべきことでしょう。
 2日目は初夏を思わせる日和で、筑後川に沿って南へ向かって歩きだしました。まず、土 手に沿って"筑後川くるめつつじ園"を通って行きました。満開ならさぞかしきれいだろうと思わせる"つつじ"の植え込みの間の道を歩きました。
 また別に、花をテーマにした、3月の"菜の花"の韓国の済州島、4月の"つつじ"の日本の 久留米、5月の"アカシア"の中国の大連と、"東亜フラワーウォーキングフェスティバル"が2006年から毎年開催されてきました。この大会へも中国、韓国からの参加者が来ていて 、国際色を添えていました。
 ところでゴム製品の生産で有名な久留米には、たくさんのウォーカーが愛用している"ワ ールドマーチ"と"アサヒメディカルウォーク"を製作する企業の本社があり、この大会を盛りたてていました。

   

        筑紫次郎(筑後川)                     上り坂





2012.4.7

 「讃岐うどんつるつるツーデーウオーク」という長い名前の大会が、記念すべき第 10回を迎えて盛大に行なわれました。会場の坂出市は、高松空港から車で1時間、さらに松山から今治経由で、徳島から高松経由で、そして、岡山から瀬戸内海を渡って、JRの 列車で直接来られるというように立地条件がよく、加えて駅前の広場がスタートとフィニッシュとなっているので、とても参加しやすい大会です。
 "讃岐うどん"という名前の通り、歩き終わると温かいうどんが待っていました。前 日に仕込んだ生地を伸ばして切り、大きな釜でゆで上げ、水切りして、どんぶりに入れて汁をかけて手渡すという一連の作業が目の前で行なわれていました。市長が先頭に立って 20名近いボランティアが接待してくれるので、疲れたウォーカーはみな感謝、感激で、おいしくいただきました。
 1日目は、ときどき晴れの肌寒い気温でした。ルートは、25年ほど前に完成した瀬戸 大橋が満開の桜のむこうに眺められる35,20,10qと市街地の5qでした。2日目は、青空がいっぱいに広がる暖かい気温でした。ルートは、12世紀初めに讃岐へ流刑された崇徳上 皇のゆかりの地を巡る"古(いにしえ)のロマンを求める"と呼びかける35,20,10qと市街地の5qでした。
 出発式には、香川県ウオーキング協会会長をはじめとして、香川県知事、坂出市長 、同教育長、坂出商工会議所会頭などが出席するというように、県・市を上げての大会運営で、今後ますます発展することが期待されます。
 ところで、1日目は四国霊場78番札所の"厄除けうたづ大師"として有名な郷照寺、2 日目は79番札所の天王寺高照院に立ち寄りました。歩きながら白い衣装の巡礼姿の人びととすれ違うのは、四国ならではのウォーキング大会といえるでしょう。
 また、他ではあまり見られないことですが、交通安全協会からたくさんの人が出て きて、横断歩道などで交通整理をしてくれていました。





2012.3.30

 4つのシリーズからなる「伊豆早春フラワーウォーキング」に参加するようになっ て、「天城峠」という題名の本が目につき読んでみました。
 「トンネルを抜けると南伊豆なんだってね。出たとたん南の国になるんだってさ 。そいつが気に入っちゃんだ。僕−トンネルをくぐるとたん南国になる、なんて素敵だなあァ。」(池波正太郎、「天城峠」1956年)
 「伊豆半島は三方を海に囲まれている海洋性気候のために、年間降雨量が山間地 では3300ミリに達する。その雨と温暖な気候とが、伊豆の岩山の上に豊かな緑を育んだ。鬱蒼と繁る原生林を左右に見ながら、下田街道は天城峠を超えてゆく。そして、天城は今 日も雨であった。」(内田康夫、「天城峠殺人事件」1985年)
 いずれも川端康成の文章を気にして書かれていましたが、物語の構成上からか天 城峠のトンネルを出た後の印象が、”南の国”と”雨”と全く違っているのに興味を惹かれました。
 シリーズ第4弾は天城峠の南西に位置する「伊豆松崎なまこ壁と桜のツーデーマー チ」です。”なまこ壁”は、灰色の平瓦を斜めに組み漆喰で固めた壁です。松崎町内の”なまこ壁”の家並みは、ちょうど見ごろとなった桜の花とよくマッチしていました。
 1日目の20,30qのルートは”石部の棚田”を巡るもので、やや長い坂を上ると眼 下に海に向って広がる棚田が眺められます。残念ながら昼ころから前線が通過し春嵐となってしまいましたが、全員無事に完歩しました。
 2日目は、田植え前の広々とした水田を利用してさまざまな花が植えられている道 を歩きます。昼食会場からの帰路は、那珂川の桜並木の堤防の3qにもおよぶ道です。河原には眞黄色の菜の花が咲き乱れ、満開の桜を一層引き立ててくれていました。
 背の低い桜の木が植えられた畑がたくさんあり不思議に思い聞いてみると、松崎 町は”桜餅”に使う桜の葉の全国一の産地だそうで、収穫しやすいように木を低くしているとのことでした。ところで、初めての経験でしたが、両日とも最後のウォーカーがスタ ート後、15分おいてノルディック・ウォークをする人たちが歩きだしました。
 ”花とロマンの町”という松崎町は、豊富な温泉がありまた歩きに来たくなると ころでした。

   




2012.3.27

 3月27日栃木県ウオーキング協会の指導者研修会が開催され、「科学に基づいた ウオーキングの指導と実践のポイント」と題して講演しました。
 研修を受けた方々は、すでにウオーキングの実践も指導も長いキャリアをお持 ちでしたので、まず、ウオーキングがもたらすメリットは何かについて、最新の研究成果を紹介しました。
 20世紀後半は、筋肉のはたらきを代替する機械化・省力化の時代でした。その ためにもたらされる運動不足は、腰やひざなどの関節痛といった運動器系の不具合、心臓病、高血圧症といった循環器系の、そして糖尿病などの代謝器系の疾病を増加させました 。それらを予防するのに、ウオーキングは手軽にできる運動であること、しかし、ときどきは速く歩くや坂を上るなど、運動の強さを高める必要があることを説明しました。
 21世紀に入っての高度情報化社会では、脳のはたらきを狂わせるような"こころ の病"に悩む人が増えました。そのためには、1日に30分間、週5日の頻度でウオーキングを実践すれば、"うつ症状"を訴える人が生まれる確率を半減させるという、1万人の男性を 対象とした2012年の調査報告を紹介しました。30分間のウオーキングによって、仕事や悩み事から解放される可能性があるからだと、その理由を説明しました。
 次に、指導するときには、本人に意欲を持たせることが肝要であること、その ために"ふつうに歩く"、"やや速く歩く"、"できるだけ速く歩く"ときの、歩くスピードと歩幅との関係を測定してあげること、その測定を数週間後に再び行ない値がどのように変 化したかを知らせることは動機づけに役立つことを説明しました。
 また、高齢者が増える中で、歩くのに必要な体力を簡易に測定する方法を紹介 しました。それは、老いると失われがちなバランス能力を測る方法:左足のつま先の前に右足のかかとをつけて10秒間立っていられるか、そして、力強さを測る方法:階段の踊り 場から次の踊り場まで上れるか、椅子に座って左手を右肩の上に、右手を左肩の上に乗せ、5回立ち上がれるか、です。
 協会所属の指導者たちは熱心に聞いてくれ、いくつかの質問が飛び出すなど、 とても楽しく話が出来ました。このような地方の組織と構成員が、日本のウオーキング活動を支えているのだという思いを強くしたのです。研修会後はみんなで市内の公園を歩き 、懇親会が開かれるということでしたが、残念ながら私は所用があり参加できませんでした。




2012.3.11

 「"きずな"ウォーク&ランTokyo for the children」が、東京湾の埋め立て地"お台場"にある"潮風公園"を中央会場とし て、3月11日に開催されました。
 「東日本大震災でスポーツをする機会を失った子どもたちはたくさんいます 。私たちの願いは、その子どもたちがスポーツスピリットを忘れず、スポーツを通じて21世紀を支えていくたくましい人間に育っていくことです。
 そのようなスポーツ環境を作るために、将来にわたって支援できる基金づく りをめざし、"3.11メモリアル"の名のもとに継続的な活動を行って参ります。その第一弾として、走って、歩いて、チャリティーに参加して、この思いをご支援いただきますよう お願い申しあげます」と広告にあり、歩く、走る以外に、野球、サッカー、ラグビーなどの有名選手たちが直接指導する催しまで計画されていました。
 そのため、さまざまな団体が後援し一般社団法人日本市民スポーツ連盟もそ こに名を連ね、社団法人日本ウオーキング協会は協力団体となっていました。
 倉敷から帰り朝起きてやや痛みが和らいだものの腰の痛みは残る状態でした が、朝9時の開会式へ参加しました。9時45分スタートの5qを歩く予定でしたが、見送るだけで私は歩くのを断念しました。




2012.3.10

 昨年の大会は、東日本大震災発生の翌日が初日でしたが、急に中止するわけにもいかず実行委員会は熟慮の上開催を強行したそうです。海岸の近くは津波が予想され、コースの一部が急きょ山沿いの道へ変更するなど対応が大変だったそうです。
 その1年後、”歩いて元気に!”と、第25回を記念する「瀬戸内倉敷ツーデーマーチ」が、2012年3月10,11日に行われました。幸いにも、被災地を含め47都道府県すべてからの事前申し込みがあり、実行委員会のみなさんは大変喜んでいました。2日間にわたって5,10,20,40qの4コース、合計8コースが準備されていました。スタートは倉敷市役所で、5,10qは川沿いの白壁の家々が立ち並ぶ美観地区を巡るとても魅力のあるコ ースでした。
 本大会には、47.5%が倉敷市内から、18.0%が岡山県内から事前申し込みがあったという報告を聞いて驚きました。全国規模での大きなウォーキング大会では、あまり見られないことです。その理由の1つは市当局が市民の健康づくりに熱心なこと、もう1つは主催者団体の1つである朝日新聞社が、1か月前、2か月前に新聞にそれぞれ紙面の半分以上を占める告知がなされたことが挙げられると思いました。
 ところで、前日東京から3時間半の新幹線で岡山へ、そこから乗り換えて倉敷へ行き、実行委員会、懇親会と、長時間座り続けたのが原因ではないか思っていますが、10日の朝から急激な腰の痛みに襲われました。腰をかがめてそろりそろりとしか歩けないほどで、姿勢をちょっと変えただけで激痛が走る状態でした。初めての経験でしたのでどう対処したらよいかわかりません。
 とにかく、朝6時50分からの40qの出発式にステージに立ち、東日本で犠牲 となられた方々へ黙とうをし、その後”歩ける幸せを味わって歩いてください”と挨拶をしました。
 教護本部で、腰に鎮痛用の湿布を貼ってもらい、歩いてからだがあたたま れば少しはよくなるかと、美観地区を歩きました。フィニッシュ後、岡山県及び倉敷市鍼灸・マッサージ協会のボランティアによる、有資格者20名を超える広いブースが設けられ ていました。早速手当てをお願いすることにしました。たくさんのベッドが用意された大きなブースはこれまでの大会では見たことがなく驚いてしまいました。親切な先生に、鍼を打ってもらい、腰回りの筋肉がこっているからとマッサージを、最後は筋肉に異常な負担がかからないようにとテーピングをしてもらいました。診断では、無理はしないでとい うことでしたので、予定されていた表彰式には副会長に代ってもらい帰京してしまいました。
 とても情けない事態でしたが、次回は是非歩き通したいと願っています。

       

       観光客と一緒に美観地区を歩く 「ゴール後はこちらでお世話になりました。」




2012.2.25

 国際市民スポーツ連盟(IVV)は、2010年組織を改革しました。その 1つはヨーロッパ、アジア、アメリカの3つの地域に分けて連盟をつくり、それぞれの地域で活動の輪を広げようという意図からです。アジアでは、日本、韓国、中国、台湾の代表 者が集まって、南アジアの国々に歩く活動を広げようと、アジア市民スポーツ連盟(AVV)を設立しました。
 このAVV設立を記念して「第1回越後湯沢スノーウォークin苗場」が 、2月25,26日に開催されました。IVVでは、組織改革に合わせて、正式種目のクロスカントリースキーに加えて、スノーシューイングを認めるようになり、それを受けて雪の多い 苗場の今大会では2種目を実施しました。日本では初めてで、おそらく世界でも最初の大会であると思います。
 25日は渓流沿いの平坦なルートで、歩くスキーは10q、スノーシューのウォークは5qの距離でした。曇り空にときどき雪が舞う天候でしたが、韓国からの2名の参加者を含め、無事完歩しました。この日私は久しぶりに歩くスキーに挑戦しました 。
 26日は、”ドラゴンドラ”と名づけられた長いケーブルカーに乗って上り、田代スキー場の尾根道往復の6qをスノーシューで歩きました。尾根では強風が当たり、山蔭に入ると風はなくなるという変化に富んだ”スノーウォーク”でした。晴れ ていれば、谷川連峰が眺められる素晴らしいルートですが、残念ながら雪空で見ることができませんでした。来年は晴れて欲しいと思います。
 ”スノーウォーク”では、雪原の中にルートを自由に選べます。他方、貸与するノルディックスキー、スノーシュー、緊急用のスノーモービル、暖かい飲み物など、いろいろな準備が要請されます。雪に慣れた苗場の人たちは、その点で準備万端 でした。スノーシューを履いて歩くのは、ちょっと練習すればだれでも直ぐにできます。是非来年はたくさんのウォーカーが参加したらと思います。ふつうのウォーキング大会と違った、忘れられない想い出が得られるでしょう。

    




2012.2.19

 山形県鶴岡市の市長の依頼を受けて、市民の健康づくり事業の 手伝いをはじめて20年目を迎えようとしています。もっとも力を入れたのが、ウォーキングの普及でした。まず、市内にいくつかのウォーキング・ルートを設け、そのルートを歩 けば何歩かという地図とともに4か月で「50万歩への挑戦」というウォーキング日誌を、希望する市民へ配布しました。5月から8月までの4か月間に1日5000歩、100日歩けば達成できるのです。そして、毎年達成者を表彰してきました。また、ウォーキング実践の動機づけとなるように”里山あるき”などのイベントを開催しました。
 その1つとして、冬でも歩こうと始めたのが”かんじきウォーク ”です。今年は、”立谷沢川と庄内平野を望む”「雪上かんじきウォーク」が開催されました。”深雪を歩くことが出来る健康な人”という条件で募集したところ、定員75名(貸かんじきに限りがあるため)は即日で満員となったといいます。
 標高差70m、5qの周回ルートを、ひざまでもぐる雪の中を若者 が先頭に立ち1列になって、朝9時に歩き始めました。途中で陽がさしたり、粉雪が舞ったりとウォーキングにちょうど良い天候で、給水ポイントでは、甘酒が用意され一休み。11 時30分ころに戻ったときには、餅入りの熱々豚汁が待っていました。
 主催者が用意した”輪かんじき”はプラスチック製で、バンドで長靴に固定するというものです。参加者の中には昔からの竹製の”輪かんじき”や西洋の”スノーシュー”を持参した人もいました。うさぎが逃げていくのが見えたり、庄内平野が一望できたり、参加者全員が満足した”雪上ウォーク”でした。

    




2012.2.11

 2月10日「ひと・まち交流館京都」に於いて(社)日本ウオーキング協会の総会が開催されました。会長に推挙された前回の総会はとても荒れた総会でしたので、少し緊張気味で議長として出席しました。しかし、案に相違して、前日の理事会で議決した@平成24年度事業計画・収支予算案、A新公益法人移行方針案、B役員選任案が、ほとんど満場一致で承認されました。
 総会後直ちに、4つからなる「伊豆早春フラワーウォーキン グ」の第2弾「河津桜ツーデーマーチ」に参加するため、東海道新幹線熱海経由で"今井浜海岸"に夕方到着しました。出迎えてくれた民宿の人は、寒波の影響で河津桜はまだつぼみの状態と嘆いていました。
 1日目の20qは、河津川の清流に沿って天城峠にむかう街道 を"河津七つ滝"まで上り、帰るルートでした。市街地の川沿いの土手道には、樹齢20〜25年の河津桜が植えられていましたが、残念ながら硬いつぼみの並木でした。山間になると黄色に実ったいろいろな柑橘類が植えられた畑の中の曲がりくねった旧街道を上ります。チェックポイントの"おもてなし広場"では、地元の若者たちによってあたたかい豚汁がふるまわれました。そこから上流に"七つ滝"がありますが、"踊り子と学生"の立像のあたりまでで、その上は落石のため工事中で交通止めでした。
 今回は、ひざにやや痛みを感じていたので、ノルディック ・ウォーク用のストックを使って上って行ったのですが、痛みがひどくなり下りは車で送ってもらう始末となってしまいました。何度も映画化されほとんどの人が知っている「伊豆の踊子」主舞台であるこのウォーキング・ルートは、だれもが歩きたくなる道であり、なんどでも歩きたくなる道ではないかという思いを強くしました。
 2日目は、海岸線に沿って北上し戻るというルートでしたが 、海に浮かぶ大島、利島、新島など伊豆の島々が、近くに見える快晴となりました。

  




2012.2.5

 厳しい寒さが続いていた東京が、立春を迎えて一時的に気温が平年並みに戻った2月5日、東京都などが主催した「東京ゲートブリッジ完成記念スポーツフェスタ」のウォーキング大会に参加しました。
 国際的な拠点港をめざし、周辺の交通渋滞を緩和しようと整備している"東京港臨海道路"の主要施設として、長さ2618mの新しい橋の完成を記念してのウォーキング大会です。取りつけ道路から橋を往復する8qの大会ですが、午前 と午後の2回に分けて行われました。それぞれに事前申し込みをした参加者は、約5000名ずつです。加えて、申込者1名につき小学生以下の子ども2名までが参加できるということで、子ども連れの若い夫婦がたくさんいました。ですから、午前、午後合わせて10000名以上が歩いたと思われます。
 私も小学3年の同伴者というゼッケンを胸につけた孫娘と一緒に歩きました。風もないウォーキング日和で、片側2車線の車道をぞろぞろと歩いて往復したのです。もっとも高いところは海面から60mで、一方は東京湾を、もう一方は 東京の高層ビル街を、さえぎる物なく一望できる絶景でした。背の低い孫は、中央分離帯の段に上ってスカイツリーやお気に入りのデズニーランドが遠くに見えるので大喜びで た。
 正式には2月12日開通します。恐竜が向かい合うような鉄骨を三角形につなぐ"トラス橋"は世界最大級といわれていて、遠くから見ても雄大な橋です。また、エレベーターで上がって歩道に出れば、海上区間の1600mを歩くことができるので、新しい名所になるだろうと期待されています。ただ、JRや地下鉄の新木場駅から4qほど離れていますから、ちょっと不便かもしれません。

  




2012.1.22

 菜の花が咲き、そら豆がおいしそうに実る畑の向こうにそびえ立つ”開聞岳”を眺めながら歩く「いぶすき菜の花マーチ」が、1月21,22日に開催されました。第1回から4回にかけては「指宿アロハマーチ」と呼び、5月に開催さ れていましたが、長距離を歩くには暑すぎるということで、1月開催にして名称を変えたのだそうです。
 初日は、「開聞山麓ふれあい公園」をスタートし 、長崎鼻の岬を回ってくるルートを歩きました。ちょうどピンクと白のキンギョ草の出荷時期で、お花畑の中で農家の人たちが忙しそうに働いていました。途中にある日本最南端の駅「西大山」のプラットフォームでは、たくさんのウォーカーたちが、線路、菜の花、開聞岳を一緒にカメラに収めていました。
 2日目は「ふれあいプラザなのはな館」の広場をスタートし、干潮時には歩いて渡れるという”知林ヶ島”へ向かうルートでした。ところで、今年は第20回の記念大会ということで、5q、10qスタート前に記念式典が行われました。驚いたのは、その内容でした。指宿市立の12の小学校へ、それぞれの校名がプリントされた”ウォーキングフラッグ”が、代表の生徒に手渡されたのです。子どもたちが元気に育つようにウォーキングを実践して欲しいという願いが込められていると、市長、教育長が挨拶していました。
 私も、子どもを歩かせようという運動が、本州最南端の小さな自治体から”ウォーキングフラッグ”という具体的な形をもって発信されたことは喜びに耐えませんと、お祝いを申し上げました。(写真は線路、菜の花、開聞岳と手渡されたフラッグを掲げる子ども達です。)

  




2012.1.7

 IVV認定大会である「伊豆早春フラワーウォー キング」の今年の初回となる「下田水仙ツーデーマーチ」に、1月7日10qコースを歩きました。ゆるい坂を上って敷根公園に着き、そこから下って海沿いの"和歌の浦遊歩道"を歩きました。
 「伊豆早春フラワーウォーキング」は川端康 成が書いた「伊豆半島は全体が一つの大きな公園である。一つの大きな遊歩道である」をみんなで歩こうと始められた"花のシリーズ"大会です。水仙の下田市(1月)から、河津 桜の河津町(2月)、菜の花の南伊豆町(3月)、桜の松崎町(4月)へと続きます。
 「下田水仙ツーデーマーチ」を支えてきたのは、前身が"伊豆ウォーキング協会"の"伊豆歩倶楽部"です。この倶楽部創立10周年記念事業として、歩き終わった7日の夕方から、会員仲間での「歩けば変わる」と題した"トークショー"が行なわれました。1つのウォーキングクラブが仲間内で"トークショー"を開催するのは、私が知る限り世界で、あるいは日本で初めてのことでしょう。とても感動した催しでした。
 8日は、300万本の水仙が群生する爪木崎を通 る13kmコースを歩きました。一般の観光客に交じって爪木崎灯台までの周回路は水仙真っ盛り、灯台からは大島、式根島、神津島などが遠望できました。(写真は爪木崎の水仙です)





2012.1.1

 JVA認定大会である「大江戸元旦初歩き 2012」8:30からの出発式に、1月1日出席しました。上野公園に20kmのスタートに集まった人たちの人数は想定していたより多いのに驚きました。このルートは本所から深川をまわって、銀座から大手町を通って戻るルートで、いわゆる東京の下町を一周するものです。
 日本中で、それぞれに初歩きをした人は たくさんいたことでしょう。"一年の計は元旦にあり"と申しますが、日本のウォーキング活動がその勢いを取り戻す年になると信じることにしました。
 ところで、この25年間欠かさず1月1日は 皇居一周を走ることにしています。歩いている人は追い越すことはできますが、走る人には追い越されるばかりという"だらしなさ"でしたが、走り切ることはできました。その後 、東京駅からJRで上野駅へ、走ってかいた汗が冷え、ふるえながらの新年の挨拶となってしまいました。(写真はスタート前のストレッチンをしているところ)

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