今回は千葉県松戸市のスポーツオーソリティ松戸店のYRコースを歩きます。HPのウォーキング ステーション一覧表で見つけました。
No.66『F 馬橋・新松戸周辺を知る(入門コース)」6km』
ステーション:スポーツオーソリティ松戸店
千葉県松戸市二ツ木1782-1プチモール フタツギ
最寄駅:J常磐線 馬橋駅東口
馬橋駅は常磐線快速に乗り、松戸駅で各駅停車に乗り換え、二つ目の駅で、上野駅から約30分です。また、西日暮里駅から東京メトロ千代田線で乗り換えなしの約30分で行けます。寅次郎、行きは常磐線の日暮里駅経由、帰りは座れたので乗り換えなしの千代田線で西日暮里駅経由山手線に乗りました。
千葉県松戸市は江戸川をはさんで東京都に接し、東京都市圏のベッドタウンで人口も千葉市、船橋市に次ぐとのことです。江戸時代は水戸街道(現在の国道6号線)の宿場町として栄えました。徳川幕府ともゆかりがあり、将軍の鷹狩りの地でした。「馬橋(まばし)」の名は水戸街道に沿って流れる長津川に架かる橋名で大雨のたびに流されていたので萬満寺(YRコースに登場)の僧侶の発案で馬の背の形にしたのが由来だそうです。馬橋は萬満寺の門前町として栄えました。写真下左は馬橋駅東口です。スポーツオーソリティ松戸店は国道6号線の二ツ木交差点左にありました。馬橋駅からは徒歩約15分です。
店の入口(写真上右)を入り、右側にあるコーナーでYRの受付をします。コースは9つありました。@10km、A12km、B10km、C18km、D18km、E14km、F6km、G34km、H23kmの中からリハビリ中の寅次郎はF6kmコースを選びました。
店前の国道6号線を左に進むと左側に「蘇羽鷹(そばたか)神社」(写真下左)がありました。
左側の階段(写真上右)を上がると、境内左の奥に社殿(写真下左)があります。創建年代は不詳ながら、鎌倉時代にこの地を治めた千葉頼胤の居城があり、戦国時代の1576年(天正4年)に社殿が作られたとのことです。
神社境内から国道6号線に下りる階段の脇に「二ツ木向台遺跡」の白い杭(写真上右)がありました。「縄文時代前期の貝塚で神社の境内から北側より出土した土器は二ツ木式土器という名称で発表された」と記載。
国道6号線を進むと前方に武蔵野線の高架(写真下左)が見えます。武蔵野線の電車の通過写真(写真下右)が撮れました。武蔵野線は神奈川県横浜市鶴見駅から東京都府中市の府中本町駅、埼玉県さいたま市南区南浦和駅を経由して千葉県船橋市西船橋駅を結ぶ鉄道路線(幹線)です。
開業は1973年(昭和48年)4月、全線開通は1978年(昭和53年)10月です。この辺りは山あり谷ありの地形で徳川将軍たちがお狩場としたことが理解できました。現在は国道6号線が下っている左側のくぼ地(写真下左)には新しい住宅が立ち並んでいます。
武蔵野線の高架をくぐり、小金消防署入口の交差点(写真上左)を左折すると、右側に小金消防署(写真上右)があります。
その先の十字路を左折し突きあたると、さきほど高架をくぐった武蔵野線が下を通っています(写真下左)。右手に「あかつき公園」がある十字路を左折、跨線橋を渡ると左側に「福昌(ふくしょう)寺」(写真下右)があります。
福昌寺は1577年(天正5年)創建の曹洞宗の寺院です。道路を挟んだ向かい側(ここも境内)には「観音堂」(写真下左)がありました。「幸谷(こうや)観音として知られる十一面黒観音像が安置され、12年に一度午年にご開帳の秘仏だそうです。また、この一帯は江戸時代の小金牧と呼ばれた野馬の地、境内は縄文時代の遺跡になっているとのことです。
境内には「松戸史跡七福神 布袋像(写真上右)と「寛永二年銘庚申塔」(写真下左)がありました。説明板には「千葉県内最古の庚申塔で、三つの庚申塔の向かって左が寛永二年銘庚申塔」と記載。
コースは福昌寺門前の細い階段(写真上右)を下ります。急な下りで、ここが相当の高台だとわかりました。ここまではコース案内を読みながら順調に進んできました。案内文は「下に降りて幸谷小学校の角を曲がり、小学校裏門前を右折」とありました。裏門が分からず先にある正門まで行って戻り、正門の反対側が裏だと言われて行きましたが、裏門はなく小学校のまわりをウロウロしました。
最初に見た正門手前の門(写真下左)が裏門と分かり、脇の道(写真下右)を右折してコースに戻れました。
次の見所は「赤城神社」(写真下右)です。入口の案内が見つかりませんでしたが、大きなスダジイのご神木(写真下左)が入口を教えてくれました。
赤城神社は1589年(天正17年)群馬県赤城神社を幸谷村の丘に鎮守として勧請して創建されたとのことです。
その後、新松戸の造成が進み、1977年(昭和52年)に現在の社殿(写真下左)が建造されました。社殿の後ろは武蔵野線が通っています(写真下右)。
右側に「さかい市民農園」(写真下左)を見て、左側を見ると武蔵野線と常磐線が交差する新松戸駅(写真下右)があります。上の高架が武蔵野線、右下が常磐線です。
地下道をくぐり新松戸駅前(写真下左)に出て、宝くじ売り場(写真下右)を左折して進みます。
すぐ先右側に見える流鉄線の踏切(写真下左)を越え、その先の貨物線のガードをくぐり、「新幸谷橋」の手前(写真下右)を左折して「坂川遊歩道」に入ります。
流鉄線は1963年(昭和38年)3月開業の松戸市の馬橋駅と流山市の流山駅を結ぶ鉄道路線です。流山市はつくばエックスプレスの開通で都心とつながり、子育ての良質な住環境として若者に人気の地になったと、以前にニュースで放送されていました。寅次郎の知っている流山とは新選組の最後の本陣で政府軍に包囲され組長 近藤勇が出頭して捕らえられた地で盟友 土方俊三との離別の地です。新坂川沿いは見事な桜並木(写真下左)、写真下右は歩いた道で右側が新坂川です。
途中にある案内板に「この地は新松戸駅から約700m、馬橋駅へは約900mです。水田地帯の洪水被害の軽減と昭和大恐慌の失業対策、農民救済を目的に昭和12年頃に掘られた川です。その後は思い通りに水が流れず、更に天災が続いて被害が出ました。昭和30年に開削に関係した役員の方々が、不運続きの新坂川を見かねて花見ができるようにと桜の木を植えました。今はかっての面影はありませんが、この辺りの桜並木は残り、引き継がれています」と記載。
写真下はさらに続く桜並木です。春にもう一度歩いてみたい場所です。
コースの左側は流鉄線、踏切の奥には常磐線の線路(写真下左)が見えます。ちょうど流鉄線の車両(写真下右)が通り過ぎました。
桜並木が終わると左側にある馬橋駅ビルの入口(写真下左)からエレベーターで3階に上がり、馬橋駅改札前に出ます。東口に下りて、ゴールまでは朝に歩いた道がコースになっています。途中には最後の見所の「萬満(まんまん)寺」があります。写真下右は山門です。
案内板に「萬満寺は鎌倉時代の1256年(建長8年)に小金城主であった千葉頼胤が、鎌倉極楽寺の良寛房忍性を招いて堂宇を修め、真言宗の大日寺を開いたのが始まりといわれます。現在の萬満寺(臨済宗)となったのは千葉満胤の時代の1379年(康暦3年)といわれ、千葉満胤は関東管領 足利氏満の満の字をとって萬満寺と号したといわれています」と記載。
写真上左は「国指定重要文化財(国宝)で鎌倉時代作の木造金剛力士像がある仁王門」です。写真上右は仁王門の先、右側にあった「義真弁財天(小僧弁天)」です。説明版に「江戸時代に当寺にいた大変利発な小僧さんが、あまりのいたずらで寺を追い出されてしまいました。日頃、馬鹿にされていた寺男は懲らしめてやれと、小僧を捕らえて、す巻きにして坂川に放り込むと、白蛇が抜け出し泳いでいったとのことです。白蛇は弁天様の化身 義真弁財天として祀られました。学芸、知識の神様で学業、歌舞伎音曲などにご利益があります」と記載。写真下左は境内左側にある「手水鉢・石造不動三尊」と正面にある「本堂」(写真下右)です。
コースに戻り、国道6号線の八ケ崎交差点(写真下左)に出て、左折して進み、二ツ木交差点左側にゴールのスポーツオーソリティ松戸店(写真上右)が見えてきます。
短い距離のコースですが、馬橋・新松戸周辺の縄文時代から江戸時代の歴史や開けた今日の姿を知ることが出来ました。ゆっくりと萬満寺を見たければ早めに来て、ステーションに行く前に、立ち寄るのも良いです。
ゴールして隣のハンバーガー店「びっくりドンキー」でランチを食べました。ハンバーグもライスもSサイズを食べている寅次郎を見て、昔の友達たちは「あの大食漢だった寅次郎、歳を重ねて足も胃袋も衰えた」かと驚くことでしょう。
「願わないのに病み、望まないのに老いる」 誰もがいつか通る道です。
老いは仕方ないことですが、病は「なぜ自分だけなのか?」とネガティブに考えず、「この程度で良かった」、「もっと大変の人がいる」とポジティブに考えるようになった昨今の寅次郎です。
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