今回は埼玉県さいたま市浦和区のNPO法人 埼玉県ウオーキング協会のYRコースを歩きます。今回の企画では初めて歩く埼玉県のYRコースです。HPのウォーキングステーション一覧表で見つけました。
『G.別所沼公園コース 8km』
ステーション:NPO法人埼玉県ウオーキング協会
埼玉県さいたま市浦和区岸町1-4-5 101
最寄駅:JR京浜東北線 南浦和駅西口
南浦和駅はJR京浜東北線で上野駅から約30分です。寅次郎の自宅からは田端駅で乗り換えて約35分で到着、近いので驚きました。南浦和駅西口から右へ行き、西口交番脇を入り、右のJR京浜東北線、東北本線・高崎線の線路に沿って進むと左側にNPO法人埼玉県ウオーキング協会の事務所(写真下左)があります。道路より一段高い所が1階で窓ガラスに「埼歩協」と「ウォーキング ステーション」の表示があります。YRの開設時間は10時〜14時ですが、埼玉県ウオーキング協会のHPを見て、専用ボックス受付をして8時からスタートが出来ると知り、利用しました。
YRの開設は月、火、金、ですが、HPで確認して行ってください。
YRコースは7km、8km(2コース)、12km、19km、20km、25km(2コース)があります。猛暑なので緑陰が多そうな8kmコースを選びました。
コースは事務所より左へすぐの二差路(写真下右)を左折して進みます。右側の高台はJR京浜東北線、東北本線・高崎線の線路です。
左側に県立浦和第一女子高等学校(浦和一女)があり、その脇を進みます。写真下左は正門、写真下右はその先にあった門で、埼玉県最古の女子校です。県内には伝統ある県立の男子校・女子校があり、現在は共学化を巡り、議論が沸騰しています。公立の女子校の起源は明治時代で盛んだった養蚕業の担い手の女性の社会進出を進める女子教育の必要性から全国に先駆けて埼玉県・群馬県などに公立の女子校が設立されたとのことです。
しばらく行くと右側に調宮(つきのみや)公園、別名は調(つき)公園(写真下左)があります。園内は春にはソメイヨシノが咲き誇り、浦和の有数なお花見スポット(写真下右)だそうです。
隣の調(つき)神社と地続きで脇から境内に入ります。創建は奈良時代の771年(宝亀2年)とも、それ以前とも伝わる古社です。社名の「つき」により古くから月待信仰伝説があり、狛犬ではなく狛兎がありました。「ツキ」を呼ぶ縁起の良い神社として金運、勝運のご利益がある浦和のパワースポットです。
写真下左は社殿、写真下右は正面の境内入口で左右には狛兎が鎮座しています。掲示されていた由緒を読むと調物を納める御倉への搬入の妨げになる為、鳥居や門を取り払ったそうです。確かに初めて見た鳥居のない・狛兎の神社でした。
調神社から国道17号線の別所三丁目交差点(写真下左)を直進します。
国道17号線は東京都中央区から新潟県長岡市を経て新潟県中央区に至る道路で高崎までは中山道です。前方奥に東北・上越新幹線が見える所まで進むと右側に花と緑の散歩道(写真下右)があり、右折して進みます。
花と緑の散歩道(写真下左)を進むと前方が別所沼公園(写真下右)です。YRのコース名になっている別所沼は大宮台地の浸食で出来た谷底低地から湧き出た水がたまり、沼になったものと考えられます。1926年(大正15年)東京深川の小島長次郎氏が私財を投げうって沼周辺の土地を買い、観遊地を作り、昭和園としました。1951年(昭和26年)旧浦和市が荒れた昭和圓を買い取り、都市型公園に改修、別所沼公園と改称しました。
浦和初のボートで遊べる公園として賑わったそうです。その後、所有権は埼玉県に移り、更にさいたま市に移管されています。
写真下左は公園案内図でYRコースは右側から入り、沼の下のアンツーカーを時計回りに進みます。写真下右は沼の上の方面の風景です。
別所沼の底には大蛇が住んでいて、日照りが続いても水が枯れることがないと伝わります。昭和の初めまで日照りが続いた時はカヤで作った蛇型を持った若者達が沼に入り、掛け声をかけて大蛇を怒らす雨乞いの儀式があったそうです。案内図の沼の下にある建物は別所沼会館(写真下左)で食事の案内がありました。その先のY字路(写真下右)を左へ行き別所沼公園を出ます。
別所沼公園を出て、左前方にある常磐緑道(写真下左)に入り、進みます。さらに常磐緑道は仲町小学校脇の緑道(写真下右)となります。
埼玉りそなビル(写真下左)から常磐公園を目指して進みます。一本手前の道を右折してしまいYRコースを外れましたが、常磐公園(写真下右)に着くことが出来ました。常磐公園は3年間の改修工事で2022年(令和4年)10月にボール遊びが可能な公園にリニューアルされました。
公園内に入り正面入口(写真下左)を出て、右折して進みます。右側に玉蔵院(ぎょくぞういん)(写真下右)がありました。
伝承によると平安時代初期に空海により創建された真言宗豊山派の寺院で本堂(写真下左)横にある樹齢100年以上のしだれ桜は有名だそうです。
広い境内は道路計画で分断されたようで本堂の反対側を見ると遠くに山門(写真下右)がありました。その先はJR浦和駅西口方面とのことです。
右側には地蔵堂(写真下左)がありました。案内板によると「ケヤキ材を用いた重厚な建築で、1780年(安永9年)の建立」とのことです。
その先の埼玉会館広場と思われる場所の入口(写真下)の右側に明治天皇浦和御在所記念碑、左側に浦和一女発祥の地の碑がありました。
浦和一女発祥の地の碑(写真下左)説明板には「明治33年、この地に埼玉縣高等女学校が誕生。翌年、埼玉縣女子師範学校に併置され、埼玉縣立浦和高等女学校と改称、女子教育の中核をなす。明治43年浦和町字元宿台(現浦和市岸町)へ移転、その後女子師範から分離して、現在の埼玉県立浦和第一女子高等学校の前身となる。創立百周年を記念し、ここ発祥の地に碑を建立する。平成12年11月4日」と記載。(原文です)現在の住所表示は埼玉県さいたま市浦和区岸町3丁目で先ほど歩いてきました。隣の建物は文化施設の埼玉会館(写真下右)です。
YRコースはこの先の高砂小学校の前を通過して、JR京浜東北線、東北本線・高崎線に突き当たり、右折して線路脇を進むとゴールに到着します。
高砂小学校について帰って調べたら市内最古の小学校と知りました。1871年(明治4年)3月玉蔵院に開校した浦和郷学校が1947年(昭和22年)に現在の高砂小学校と改称したそうです。知らずに写真も撮らずに通り過ごしてしまいました。見所の場所については事前に調べておかないと、撮影スポットを見落とすことがあると学習しました。浦和の歴史を垣間見たYRコースでした。
猛暑の中でのYRはステーションの開設時間前にスタートできるやり方は大変ありがたいです。でも薄曇りの午前中のウォークで水分を取ったつもりでしたが、ゴールして足がつった寅次郎でした。蒸し暑さでの熱中症のようですが、大事に至りませんでした。
「高齢者はためらわずにエアコンを!」と言われて、エアコン漬けの生活では熱中症には勝てませんでした。暑さの中の練習で鍛えられた高校生が甲子園の大会で足がつる姿をTVで見て、2024年の恐るべき猛暑を身をもって体験しました。ウォーカーの皆様「熱中症にご用心です!!」
平野寅次郎 拝
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