No.73 〜YRをもっと盛り上げよう〜
「平野寅次郎のYR散歩」誕生のきっかけは
「平野寅次郎のYR散歩」は2020年1月に日本市民スポーツ連盟(IVV-JAPAN)のHPに登場しました。そのきっかけは2019年10月に開催された第16回IVVオリンピアド フランス大会でのIVV-JAPAN川内基裕会長と平野寅次郎の出会いでした。「YRをもっと盛り上げたい」と考えておられた川内会長は神奈川県の湘南ふじさわウオーキング協会(FWA)のHPに掲載の“寅さん歩”を読み、その執筆者が平野寅次郎と知り、「首都圏のYRコースを“寅さん歩”のタッチで紹介して欲しい」と私に要請されて誕生しました。今回はYRコース紹介をお休みして、YRについて振り返りました。
YRは知られていますか?
YRはIVV-JAPANが1997年1月に開設しています。認定されたコースを自分のペースで自由に歩く「イヤーラウンド(通年歩行)」です。当時はウォーキング協会の大会や例会に参加しないと回数や距離のIVV認定がありませんでした。そのため大会や例会などに参加できないが歩きたい人や、もっと歩く機会が欲しい人にとってYRは大変ありがたい仕組みです。また団体歩行を好まない人にはうれしい歩き方です。当時は道いっぱいに歩く団体歩行は、市民や街に迷惑をかけているとの声も聞かれました。
現在のYRの認知度はどうでしょうか?周りを見渡すとウォーキング愛好者の一部でしか知られていない気がします。知っていても「一人で歩くのは……」との声もあります。
自分がどうしてウォーキングやYRを知ったのか思い出してみます。
寅次郎は1997年(55歳)の健康診断で“脂肪肝”・“高脂血症”と言われ、医師から歩くことを勧められました。まだウォーキングの情報が少ない時代でしたので、休日に自宅周辺を歩いていました。そのころ偶然、市の広報紙で地元の「七福神めぐり」を見つけて、参加したのがウォーキングとの出会いでした。健康づくりだけでなく、参加回数や歩いた距離の記録が認定され、表彰されるIVVの仕組みも知りました。またそれを支援・普及している組織が地元や全国にあること、その開催は日本全国、世界各地で行われていることを知りました。地元のウォーキング協会(当時は「歩け歩けの会」)に入会して、地図を片手に一人で歩くYRのことも知りました。
どのようにYRを知らせますか?
あらゆる手段・方法で、各方面の団体や人々に情報を提供することだと思います。ウォーキングの推進は「健康づくり」として行政と進めてきましたが、「観光や史跡のPR」にYRの活用を行政や関係団体に提案してください。
1.各ウォーキング団体、各自治体の会報や広報紙、HPにYRをPRする。
2.各YRウォーキングステーション(YRのスタート・ゴール)でYRを紹介する。
3.ウォーキングを始めたばかりの人、健脚の人、足の弱った高齢者、リハビリ中の人など対象を分けて、その人たち向けた内容でYRを紹介する。
4.人を通じた(口コミ)作戦を行う。自分の知人、同級生などに口コミでPRする。私には皆で自分の会社関係、クラス会などで実践してウォーキング協会の会員を増やした成功体験があります。
5.ウォーキング大会や例会のコースにYRコースを取り入れ、YRを紹介する。一部では実施されています。
6.初めてYRコースを一人で地図のみで歩くのには尻ごみします。ウォーキング協会でYRを歩きたい人を募ってスタッフが一緒に歩くことも良いです。FWAでは月一回、日を決めて実施しています。
7.「YRの日」・「YR週間」・「YR月間」を設けて全国一斉に行うのはいかがでしょうか?
YRのメリット・楽しみとは
歩き方はウォーキング協会の大会や例会に参加して団体歩行で歩くのが一般的でした。そこに自由歩行が取り入れられましたが、「自分の好きな時間に、自分のペースで歩きたい。その場合もIVV認定をもらいたい」として1997年1月にYRコースがIVV-JAPANで開設されました。
寅次郎の所属する湘南ふじさわウオーキング協会(FWA)では2003年4月IVV-JAPAN認定のYRコース12kmを設定、YRウォーキングステーション(スタート・ゴールの基地)を関水スポーツとしました。2025年7月現在、5コース(7・12・15・18・20km)に増え、FWAでは例会とYRの参加費が収入の二本柱となっています。スタッフの高齢化でお悩みの各ウォーキング協会にとっては、下見や誘導の手間が少ないYRは協会運営上でも有効です。
新型コロナウイルスの流行で“密の多い”例会の開催が中止となりましたが、“密が少ない”YRは継続して行われてウォーキング協会の運営を支えました。
スタート・ゴールのYRステーションはウォーキング協会の事務所、自治体の施設、スポーツ店などです。日中の暑さを避けてスタートの時間を早めて歩くことが出来るステーションもありますので確認してください。
IVVーJAPANのHPには2025年7月現在、全国138ケ所のステーションが掲載されています。YRを始める方は、まず、近くのYRを歩いてみたらいかがですか。銭湯がステーションの場合もあり、ゴール後のひと風呂を浴びる楽しみもありますよ。
IVVーJAPANの2025年企画に「平野寅次郎のYR散歩を楽しく歩こう」があります。期間は2025年12月末までなので、まだ間にあいます。
挑戦してはいかがでしょうか? 詳しくはHPの「申請書」2025YR企画をご覧ください。
YRの盛り上げに10km以下のコースを
寅次郎、55歳でウォーキングを始めて、地球一周4万kmを達成・世界の大会にも参加して気が付くと30年近く歩いています。75歳までは感じませんでしたが、その後2度の腹部手術を行い、足の衰えは隠せません。今では10km歩くのが大変になっています。手術後のリハビリでは3〜5kmを歩いていました。
最近は10km以下のYRコースが少しずつ増えてきましたが、もっと10km以下のYRコースを増やして欲しいです。新たにコースを設定せずに、現在のコースを半分にした10km以下のコースの運用でもよいと思います。
「ウォークキングはいつでも、どこでも、だれでも、いつまででも」です。
誰もが、いつまでも歩けるYRコースが増えることがYRの盛り上げに有効だと思います。関係者の皆様、よろしくお願いします。
平野寅次郎 拝
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