今回は埼玉県鶴ケ島市のYRコースを歩きます。HPのウォーキング ステーション一覧表で見つけました。
No.69『H.わが町鶴ヶ島の消えてしまった歴史道 9km』
ステーション:ファミリーマート若葉駅東口店(鶴ヶ島ウオーキングクラブ) 埼玉県鶴ヶ島市富士見1-1-1 最寄駅:東武東上線 若葉駅東口
寅次郎の住む東京都豊島区大塚駅(JR山手線)から若葉駅は池袋駅で東武東上線急行に乗り、約60分で到着です。川越駅・川越市駅を経て鶴ヶ島駅の次が若葉駅です。東武東上線は日本スリーデーマーチで東松山駅まで乗った思い出多い電車です。
若葉駅改札口前にファミリーマートがありますが、目指すYRステーションのファミリーマート若葉駅東口店は東口(写真下左)から地上に下りて右側にあります(写真下右)。入口右側のガラス戸にはYRステーションのひし形マークがありました。
コンビニの支払いカウンターがYR受付です。YRコースは9km(2コース)、12km、13km(2コース)、16km、17km(2コース)、18km(2コース)、20kmがありました。
寅次郎は「わが町鶴ヶ島の消えてしまった歴史の道 9kmコース」を選びました。歩きたくなるようなYRコースのネーミングが気に入りました。例会名やYRコース名もネーミングが大事だと思いました。
地図は裏にコース説明が印刷されたA3サイズです。目も衰えて来ている高齢者に配慮した大きさに感謝です。
若葉駅改札口に戻り、西口に下りて正面大通りの右側を進みます。西口広場に珍しい水飲み場(写真下左)がありました。西口広場の整備の際に昔のものが残されているようです。右手の道が正面大通りです。
二つ目の信号の右角の「はちの巣保育園」(写真上右)を右折します。
次は十字路を左折(ダークグレーのアパート)とのコース説明でしたが、最初の小さな十字路を通り過ぎてしまいました。次の十字路がなかなか来ないので地図を見ると行き過ぎに気づき戻りました。写真下左の十字路が正解でした。次の説明ポイントまでどの位の距離があるかを確認することを忘れていました。学習して、次はかなり先にあるビューティサロン ノリ子の角(写真下右)を左折です。看板の字が薄くて見つけるのに苦労しましたが、サロンの関係の方が家の前に立っていて確認できました。
飯盛川の柴山橋(写真下左)を渡り右折、川に沿って進みます。飯盛川は埼玉県日高市旭ケ丘付近を源に日高市、鶴ヶ島市、坂戸市を縦断して坂戸市小沼で越辺川に合流する川です。これからのYRコース上で何回も出会う川です。
左側上は関越自動車道 鶴ヶ島インターチエンジ(写真下右)です。
側道を進むと右側に「鶴ヶ島発祥の地記念碑」(写真下左)がありました。
写真上右の記念碑には『「鶴ヶ島」の由来は、その昔この島の松の樹に鶴が巣ごもったからだと云い伝えられています。その時代は伝承によると、上杉家が関東管領の節といわれ、上杉家の家臣 太田道灌が川越城を築いた1457年(長禄元年)頃のことです。この島は最近まで、泥深い湿田に囲まれ、四周の台地には人家は一軒もなく、うっそうとした「叢林」が生い茂っていました。
500年くらい前には、雷電池はずっとずっと広く、そこから湧き出る湧水がこの島の周囲を幾筋もの細流れとなって取り巻き、この辺り一帯を芦荻(あしおぎ)生い茂る沼沢池にしていたと思われます。人影のないこの静寂な別天地で、松の樹に鶴が巣を作り、ひなを育て、やがて大空高く飛翔したということです。
この松は男女相生で、明治初年には、老松だったと記録されていますが、その後、野火に焼けたりして現在は三代目の松だと言われています。近年、近代化の波により国道407号が南北に走り、関越自動車道が東西に横断し、区画整理のために周囲が埋め立てられ、昔の面影をしのぶ姿はもうすっかりなくなってしまいました。しかし、この地に残る数少ない史跡であり、特に「鶴ヶ島」発祥の地でもありますので、遠い祖先から今日まで大切にしてきた多くの人々と同じ心持で、未来に伝えていきましょう。平成3年9月1日 鶴ヶ島市指定史跡(昭和49年11月指定) 鶴ヶ島市教育委員会』と記載。
西入間警察所前(写真下左)の信号で国道407号線を横断し、飯盛川の栄橋を渡り、十字路を左折して飯盛川に沿って戻ります(写真下右)。
関越自動車道(写真下左)をくぐると、正面は「脚折近隣公園」(写真下右)です。「脚折(すねおり)」とは地名で洲(ス)・峯(ネ)・下りが転化したもので、砂地の微高地の自然堤防から坂の地形を示したものとのことです。昔、砂地で人馬が骨を折ったからとの説もあります。
桜並木がある公園とテニスコートとの間(写真下左)を歩きます。また飯盛川に出て富田橋を右折して国土交通省施設の坂戸航空無線通信所フェンス沿い(写真下右)を歩きます。
東武越生(おごせ)線の線路があり、その脇(写真下左)を進みます。東武越生線は埼玉県の坂戸市坂戸駅と入間郡越生駅を結ぶ東武鉄道の鉄道路線で越生は梅林で有名な所です。越生線は1932年(昭和7年)に開業、1943年(昭和18年)東武鉄道に買収されています。突き当りの踏切を左折すると右側の畑の先に富士山が見えました。見えにくいですが、写真下右の鉄塔の右側に白い富士山がありました。
写真下左の道は「江戸街道」でかつての浅河村の橋場より下新田村を通り抜けて脚折村北口に通じた道です。昔、殿様が通ったと伝えられています。
右側に北市民センター(写真下右)がありました。中に入ると「脚折雨乞(すねおりあまごい)」の資料があり勉強しました。国選択無形民俗文化財・鶴ヶ島市指定無形文化財で4年に一度行われる江戸時代から続く脚折地区に伝わる降雨祈願の行事です。
行事の担い手の専業農家の減少で一度途絶えましたが、1975年(昭和51年)に地元住民による保存会が結成され復活しました。
飯盛川を渡ると真言宗智山派の「善能(ぜんのう)寺」(写真下左)です。善能寺の創建時期は不明ですが鎌倉時代ともいわれます。江戸時代初期の1596年(慶長元年)栄慶が中興開山しています。境内(写真下右)は梅が咲き誇っていました。脚折雨乞いの龍神の渡御(行列)もここが休憩所だそうです。
本堂(写真下左)は焼失して現在のものは江戸時代中期の1843年(天保14年)に造られています。本堂は1872年(明治5年)には鶴ヶ島学校の初代校舎で当時の生徒は22名(男子19名、女子3名)だそうです。脇の鐘楼近くにはもう一つの寺の入口(写真下右)がありました。
次に進む道は「市道(いちどう)」(写真下左)といい、脚折から藤金を経て太田ケ谷に入り、明治時代まで重要な暮らしの道としての役割を果たした道です。坂戸市栗生田の七日市場に通う道であったと考えられます。
国道407号線を横断する歩道橋(写真上右)を上がります。交差点は脚折月待戸信号と呼ばれ、写真下左は歩道橋から見た国道407号線です。
写真下右は「池の台病院」前の桜並木で春には見事な桜道です。
関越自動車道(写真下左)をくぐり、若葉駅方面へ向かいます(写真右)。
東武東上線の歩道橋を渡ります。写真下左は歩道橋から見た若葉駅ホームです。歩道橋を下りるとスタートした若葉駅東口広場で大型複合商業施設(写真下右)に生まれ変わっています。
地図に書かれたゴールの市民活動推進センターが閉鎖されているので、スタートしたファミリーマート東口店に行くとゴールのIVVシールがもらえました。
鶴ヶ島・坂戸の歴史の道や史跡を知ることが出来たYRコースでした。
新しく出来た道(高速道路や国道など)との対比も面白かったです。
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